離乳食の取り分けはいつから?大人ごはんから作るコツと注意点を双子パパが解説
📖 この記事の目次
- 📌 この記事でわかること
- 🍽️ 離乳食の取り分けはいつから?
- 🥄 基本の手順:「味付け前に取り分ける」
- 🍲 だし・調味料の考え方(薄味が基本)
- ⚠️ 取り分けで避けたい食材(ここが一番大事)
- はちみつは1歳になるまで与えない
- ナッツ類・硬い豆は5歳ごろまで
- 刺身などの生もの
- そのほか、取り分けの場面で注意したいもの
- アレルギーが気になる食材は「遅らせず、少量から、医師に相談」
- 🍜 取り分けやすいメニュー例
- 味噌汁(取り分けの王様)
- 煮物(肉じゃが・筑前煮など)
- うどん
- 鍋・スープ・シチュー系
- 👨👧👧 双子2人分の取り分け実務
- 大人1食から「2人分」を取るには、最初から多めに仕込む
- 取り分けた後の「固さ調整」も2人まとめて
- 余った分は小分け冷凍へ
- 「全部取り分け」を目指さない
- ❓ よくある質問(FAQ)
- Q1. 中期(7〜8ヶ月)でも取り分けしていいの?
- Q2. 大人の味噌汁を、お湯で薄めてあげるだけではダメ?
- Q3. カレーやシチューの取り分けはいつから?
- Q4. 取り分けだと栄養が偏りませんか?
- まとめ
- 📖 出典・参考にした公的情報
- 📚 あわせて読みたい
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「離乳食の取り分けって、いつからしていいの?大人のごはんを薄めればいいだけ?」
離乳食づくりに疲れてくると、必ずこの疑問にたどり着きます。一卵性双生児のサクラとモモを9歳まで育ててきた現役の双子パパ部長が、大人ごはんからの取り分けの始めどきとコツを、できるだけシンプルにまとめます。
先に結論を言うと、取り分けは**「いつ解禁されるか」より「どの段階で・どう取り分けるか」**が大事です。そこさえ押さえれば、離乳食づくりは確実に楽になります。2人分を同時に作っていた我が家にとって、取り分けは間違いなく一番の味方でした。
なお、月齢や量はあくまで目安で、個人差があります。最終的な判断は、かかりつけの小児科医や自治体の栄養相談を頼ってください。
📍 離乳食全体の流れ(初期〜完了期)を先に知りたい方は、離乳食の進め方を双子パパが完全ガイドから読むと、今いる場所が掴みやすいです。
📌 この記事でわかること
- 取り分けはいつから始められるのか(段階別の考え方)
- 味付け前に取り分ける基本の手順
- だし・調味料の考え方(薄味の目安)
- 取り分けで避けたい食材(はちみつ・ナッツ・生ものなど)
- 取り分けやすいメニュー例(味噌汁・煮物・うどんなど)
- 双子(2人分)を大人ごはんから取り分ける実務のコツ
🍽️ 離乳食の取り分けはいつから?
「取り分け」とひとことで言っても、実は段階があります。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)では、離乳食に慣れて1日2回食に進む頃には、家族の食事から調味する前のものを取り分けたり、薄味のものを適宜取り入れたりするとよい、とされています。
つまり、ざっくり整理するとこうなります。
| 時期 | 取り分けのイメージ |
|---|---|
| 中期(7〜8ヶ月頃)〜 | 味付け前の食材(だしで煮た野菜など)を取り分け、つぶす・刻むなど固さを調整 |
| 後期(9〜11ヶ月頃)〜 | 取り分けできる食材の幅が広がる。味付け後の料理はだしや湯で薄めて少しずつ |
| 完了期(12〜18ヶ月頃) | 薄味の大人ごはんからの取り分けが主流に。固さ・大きさの調整が中心になる |
「完了期になったら突然取り分け解禁」ではなく、味付け前の取り分けなら2回食の頃から始められて、完了期に本格化していく、という流れです。後期〜完了期の進み方の詳細は、離乳食後期(カミカミ期)の進め方と離乳食完了期(パクパク期)の進め方でそれぞれ深掘りしています。
我が家も、取り分けが回り始めてから台所がぐっと楽になりました。2人分を毎食ゼロから作る生活には、正直限界があります。「大人の料理のついでに作る」に切り替わることが、離乳食の後半戦を乗り切る鍵でした。
🥄 基本の手順:「味付け前に取り分ける」
取り分けのコツは、たった一つの順番に集約されます。調味料を入れる前に、赤ちゃんの分を取り出す。これだけです。
具体的な流れは、ほぼどの料理でも同じです。
- だし(または水)で食材をやわらかく煮る……大人用より少し長めに、やわらかくなるまで
- 味付けの前に、赤ちゃんの分を取り分ける……ここがポイント
- 取り分けた分を、月齢に合わせて調整……刻む・つぶす・さらに煮るなど、固さと大きさを合わせる
- 残った大人の分に調味料を入れて仕上げる……大人はいつもの味でOK
この順番にすると、「赤ちゃん用に別の鍋で作る」必要がなくなります。大人の料理の途中に、赤ちゃんの分岐点を一つ作るだけ。慣れるとほとんど手間に感じなくなります。
逆に、味付けが済んだ料理から取り分けたい場合は、後期以降を目安に、だしや湯で薄めて(味がしっかりついたものは数倍に薄めるイメージで)、ごく少量から。それでも大人の味付けは赤ちゃんには濃いことが多いので、基本は「味付け前に取り分ける」と覚えておくのが安心です。
🍲 だし・調味料の考え方(薄味が基本)
取り分けで一番気をつけたいのが塩分です。赤ちゃんの体は小さく、内臓もまだ発達の途中。離乳食の味付けは、時期を通して薄味が基本とされています。
- だしのうま味を主役に……昆布やかつお節のだしで煮るだけで、調味料なしでも十分食べてくれることが多いです
- 顆粒だし(だしの素)は塩分に注意……塩分が含まれるものが多いので、赤ちゃんの分を取り分ける場合は、だしを取ってから具を煮て、顆粒だしや調味料は取り分け後に入れる形が安心です。食塩不使用のベビー用だしを使う方法もあります
- 調味料を使うなら「風味づけ程度」……完了期でも、味付けは大人のものよりかなり薄め(半分程度が目安とされます)に
- 料理酒・みりんはアルコール分に注意……取り分け分に使う場合は、しっかり加熱してアルコール分を飛ばしてから
「薄すぎて食べないのでは?」と思うかもしれませんが、赤ちゃんにとってはだしの味も立派な味です。濃い味を先に覚えると薄味に戻りにくい、ともよく言われます。大人が「ちょっと物足りないかな」と感じるくらいで、ちょうどいい——そう考えておくと迷いにくいです。
⚠️ 取り分けで避けたい食材(ここが一番大事)
大人ごはんから取り分けるようになると、赤ちゃんの口に入る食材の幅が一気に広がります。だからこそ、**「大人は平気でも、赤ちゃんには危ない食材」**を押さえておくことが大切です。
はちみつは1歳になるまで与えない
はちみつは、満1歳になるまでは与えないでください。1歳未満の赤ちゃんが口にすると、まれに乳児ボツリヌス症を起こすことがあるためです。ボツリヌス菌は熱に強く、加熱や調理では取り除けないとされています。はちみつそのものだけでなく、はちみつ入りの飲み物・お菓子・パン、はちみつを使った煮物や照り焼きのたれも同様です。取り分けの場合、「大人用の味付けにはちみつを使っていた」という見落としが起こりやすいので、特に注意してください。
ナッツ類・硬い豆は5歳ごろまで
ピーナッツなどのナッツ類や硬い豆は、喉や気管に詰まると窒息につながりやすく、消費者庁は硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないようにと注意を呼びかけています。砕いたものでも気管に入ると肺炎や気管支炎のおそれがあるとされます。大人のおかずやサラダにナッツが入っているときは、取り分けの対象から外してください。
刺身などの生もの
刺身・生卵などの生ものは、抵抗力の弱い赤ちゃんには食中毒のリスクがあるため、離乳食の時期は避け、魚も卵もしっかり加熱してから。大人の食卓に刺身があっても、赤ちゃんの分は加熱したものを用意します。
そのほか、取り分けの場面で注意したいもの
- もち・こんにゃくゼリーなど粘る・弾力の強いもの……詰まりやすいので避ける
- ミニトマト・ぶどうなど丸くてつるっとしたもの……4等分など小さく切ってから
- 塩分の濃い加工品(漬物・佃煮・明太子など)や香辛料の強い料理(キムチ・カレーの辛口など)……取り分けには不向き
- カフェインを含むもの・アルコールが残った料理……赤ちゃんの分には使わない
アレルギーが気になる食材は「遅らせず、少量から、医師に相談」
卵などアレルギーが気になる食材は、近年は**「始める時期を遅らせれば予防できるわけではない」**という考え方が一般的になってきています(2019年改定の「授乳・離乳の支援ガイド」より)。自己判断で避け続けるよりも、適切な時期に、ごく少量から、医師に相談しながら進めるのが安心とされています。取り分けで初めての食材が登場するときも、1日1種類・少量から、平日の日中(医療機関を受診できる時間帯)に試してください。
🍜 取り分けやすいメニュー例
「で、結局どんな料理なら取り分けやすいの?」に答えます。我が家の定番も交えつつ、代表的なものを挙げます。
味噌汁(取り分けの王様)
味噌を入れる前に、だしで煮えた具(豆腐・大根・にんじん・じゃがいもなど)とだしを取り分けるだけ。取り分けた具を月齢に合わせて刻めば、そのまま一品になります。我が家でも、味噌汁からの取り分けは登場回数が一番多かったメニューです。大人は取り分けた後に味噌を溶けば、いつもの味噌汁になります。
煮物(肉じゃが・筑前煮など)
具材をだしでやわらかく煮た段階で取り分け、その後に大人用の調味をする流れが基本です。じゃがいも・にんじん・大根あたりは、つぶす・刻むの調整がしやすく、取り分け向きの食材です。
うどん
やわらかく煮たうどんを、味付け前(または薄いだしの段階)で取り分けて、短く刻めば主食になります。大人は取り分け後に味を整えて。市販のめんつゆは塩分が濃いので、赤ちゃんの分に使う場合はかなり薄めるか、だしベースにするのが安心です。
鍋・スープ・シチュー系
寄せ鍋やポトフのように「だしで具を煮る」料理は、構造そのものが取り分け向きです。具がやわらかく煮えた段階で取り分け、大人はその後ポン酢なり調味なりで仕上げる。カレーやシチューは、市販のルーを入れる前に具を取り分けるのがポイントです(ルーは塩分・脂質・香辛料が強めなので、赤ちゃんの分にはベビー用を使うか、だし煮のままで)。
共通するのは、どれも**「だしで煮る工程がある料理」**だということ。献立を考えるときに「煮る料理を一品入れる」と決めておくと、取り分けが習慣として回り始めます。
👨👧👧 双子2人分の取り分け実務
ここからは、双子(2人分)を同時に進めた立場だからお伝えできる部分です。
大人1食から「2人分」を取るには、最初から多めに仕込む
1人分の取り分けなら、大人の鍋から「ちょっと拝借」で足ります。でも2人分を取り分けると、大人のおかずが目に見えて減ります。我が家の答えはシンプルで、最初から具材を多めに仕込むこと。味噌汁や煮物の野菜を「いつもより一掴み多く」切っておくだけで、2人分を取り分けても大人の分が確保できます。量の感覚としては、大人2人+赤ちゃん2人なら、具材をだいたい1.5倍くらいの気持ちで仕込むと、取り合いになりませんでした(あくまで我が家の感覚です)。
取り分けた後の「固さ調整」も2人まとめて
取り分けた分を刻む・つぶす作業は、2人分まとめて一度にやってしまいます。1回あたりの量の目安は時期ごとの記事(後期・完了期)に書いたとおりですが、双子でも食べる量は2人で違うのが普通です。多めに取り分けておいて、それぞれのペースで出す、くらいの余裕があると気持ちが楽です。
余った分は小分け冷凍へ
取り分けが多すぎた日は、一食分ずつ小分け冷凍しておくと、忙しい日の保険になります。「取り分け+冷凍ストック」の二段構えになってから、「今日は何も作れていない」という日のプレッシャーがかなり減りました。
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「全部取り分け」を目指さない
毎食すべてを取り分けでまかなう必要はありません。主食は冷凍ストック、おかずは取り分け、足りない日はベビーフードに頼る——組み合わせで回すのが現実的です。双子育児は「効率」と「割り切り」。取り分けは、その中の強力な一手という位置づけで十分です。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 中期(7〜8ヶ月)でも取り分けしていいの?
味付け前の食材なら、中期頃から取り分けを始められます。「授乳・離乳の支援ガイド」でも、2回食に進む頃には家族の食事から調味する前のものを取り分けてよいとされています。ただし中期は「舌でつぶせる固さ」の時期なので、取り分けた後にやわらかく煮直す・つぶすなどの調整は必須です。固さの目安は中期の記事を参考にしてください。
Q2. 大人の味噌汁を、お湯で薄めてあげるだけではダメ?
後期以降なら、だしや湯でしっかり薄めて少量という方法もあります。ただ、味付け後の料理は思っている以上に塩分が強いので、基本は味噌を入れる前に取り分ける方が確実で、結果的に手間も変わりません。「薄める」は外食時や作り直せないときの次善策、と考えておくのがおすすめです。
Q3. カレーやシチューの取り分けはいつから?
市販のルーは塩分・脂質・香辛料が強めなので、ルーを入れる前の「だし煮の具」を取り分けるのが基本です。ルーの味ごと楽しませたい場合は、月齢に合ったベビー用・子ども用ルーを別に使う方法があります。大人用ルーの料理をそのまま与えるのは、完了期でも急がなくていい、というのが我が家の感覚でした。
Q4. 取り分けだと栄養が偏りませんか?
取り分けは「大人の献立=赤ちゃんの献立」になるので、大人の食事が整っていれば、赤ちゃんの食事も自然に整いやすい仕組みです。逆に大人が単品メニューの日は偏りやすいので、「主食+野菜+たんぱく質」を意識した献立にする、足りない分は冷凍ストックやベビーフードで補う、で十分です。食べムラがあっても、1日〜数日のトータルでゆるく見てあげてください。心配が続くときは、健診や自治体の栄養相談で聞いてみると安心です。
まとめ
離乳食の取り分けは、難しいテクニックではなく**「順番」**の話です。要点はシンプルです。
- 味付け前の取り分けは2回食(中期)頃から、後期で幅が広がり、完了期には薄味の取り分けが主流に
- 基本の型は**「だしで煮る→味付け前に取り分ける→固さを調整→大人は後から調味」**
- 味付けは薄味が基本。だしのうま味を主役に
- はちみつは1歳まで・ナッツや硬い豆は5歳ごろまで・生ものは避けて加熱。アレルギーが気になる食材は遅らせず少量から、医師に相談
- 取り分け向きは味噌汁・煮物・うどん・鍋など「だしで煮る料理」
- 双子は具材を最初から多めに仕込む(1.5倍の気持ち)+小分け冷凍の二段構えで回る
取り分けが習慣になると、「赤ちゃんのごはんを別に作る」から「家族のごはんを一緒に作る」に変わります。それは作る側が楽になるだけでなく、同じ食卓に近づいていく過程でもあります。無理のない範囲で、少しずつ取り入れてみてください。迷ったら、かかりつけ医や自治体の栄養相談を頼って大丈夫です。
📖 出典・参考にした公的情報
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)……時期区分・取り分け(調味前の食材の活用)・薄味・アレルゲンの考え方
- 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」……乳児ボツリヌス症の予防(加熱では菌が死滅しないこと)
- 消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」……硬い豆・ナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせない
📚 あわせて読みたい
- 離乳食後期(カミカミ期)の進め方 … 取り分けの幅が広がり始める時期はこちら
- 離乳食完了期(パクパク期)の進め方 … 取り分けが主流になる時期の全体像
- 手づかみ食べはいつから?メニュー・固さ・注意点 … 取り分けと同時期に始まる「自分で食べる」はこちら
筆者は、一卵性双生児のサクラとモモを9歳まで育ててきた現役の双子パパ部長です。離乳食を2人分同時に進めた経験から、「取り分けで台所が楽になる」実感を、これから取り分けを始める方に届けられればと思っています。なお本記事は一般的な情報をもとにまとめたもので、最終的な判断はかかりつけの小児科医や栄養士にご相談ください(※個人差があります)。
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※あくまで楽しむためのお遊び診断です(科学的根拠はありません)