民間学童の費用、双子週5は年150万円級|公設併用で月2万円台


📖 この記事の目次
  1. この記事でわかること
  2. 前提の確認:公設学童は双子で月1万円前後が基準線
  3. 大手民間学童の公式料金を開いてみた
  4. 例1:キッズベースキャンプ(KBCα・東急グループ)
  5. 例2:ウィズダムアカデミー
  6. 「相場3〜6万円」の正体
  7. 双子2人分を実額で試算する
  8. 4パターン比較——組み方で年額はここまで動く
  9. 双子だけが効かせられる2つの値引き
  10. 民間の「きょうだい割引」
  11. 公設の「利用料減免」
  12. 公設併用ハイブリッドの組み方——手順5つ
  13. 手順1:埋めるべき曜日と時間だけを数える
  14. 手順2:公設で埋まる曜日を確定させる
  15. 手順3:残った曜日「だけ」を民間で買う
  16. 手順4:単発の穴はスポットとファミサポで
  17. 手順5:「月ごとに変更できる契約」を選ぶ
  18. 夏休みが本当の勝負どころ
  19. 見学で聞く7つの質問(双子仕様)
  20. 双子パパとして——金額の前に「削らない枠」を決めた
  21. よくある質問(FAQ)
  22. Q1. 民間学童の費用相場は、結局いくらと考えればいいですか?
  23. Q2. 双子2人分だと年間いくらになりますか?
  24. Q3. きょうだい割引はどの施設にもありますか?
  25. Q4. 公設学童と民間学童は併用できますか?
  26. Q5. 夏休みだけ民間学童を使えますか?
  27. Q6. 費用を抑える手は、どの順番で打てばいいですか?
  28. Q7. 民間学童の利用料に補助は出ますか?
  29. Q8. 公設学童だけで十分なら、そもそも民間学童は不要では?
  30. まとめ:高い施設を避けるより、契約を削る
  31. あわせて読みたい
  32. 出典

※本記事はプロモーションを含みます。

民間学童の費用、調べるほど「結局いくらなのか」が分からなくなる問題。

「民間学童って月いくら?調べたら3万円と6万円が並んでて、結局いくらなのか分からない」「双子だと単純に2倍でしょ?年間でどれくらい飛ぶのか、先に知っておきたい」——民間学童の費用は「週5で月3万〜6万円が相場」とよく書かれます。でも、大手の公式料金表を実際に開くと景色が変わります。

🍼 双子パパ部長:一卵性のサクラとモモ(9歳)を育てています。私も最初は「相場3〜6万円」で家計を組もうとしました。でも公式料金表で双子2人分を計算して、最初に電卓を叩いた正直な感想は「これは無理だ」。週5フルの月会費は5万円台〜9万円台で、双子だと年150万円規模。だから我が家がたどり着いたのは「民間はフルで使わず、公設を土台に足りない曜日だけ買う」という組み方でした。

📌 結論から先に
・民間学童の週5フルは公式料金で月5万円台〜9万円台。双子2人分だと送迎・食事なしでも年150万円規模になる(大手の公開料金で試算)
・現実解は公設学童(月額4,000〜6,000円未満が最多帯)を土台に、民間は「足りない曜日だけ」買うハイブリッド。契約の組み方だけで年額が約94万円動く
・双子が最初に確認すべきはきょうだい割引(2人目入会金無料・月会費30%引きの実例)と、公設の利用料減免(きょうだい利用世帯を対象にするクラブが57.1%)。そして月ごとにプラン変更できる契約かが年額を一番動かす
・「月3〜6万円が相場」説へ——それは週3〜4程度の利用や地域差を全部ならした平均像で、自分の家の見積りには使えません

料金・制度は2026年7月時点の公表内容で、施設・地域・自治体によって大きく異なります。最終確認は各施設とお住まいの市区町村へお願いします。

この記事を読み終わる頃には、双子2人分の月額・年額の実額イメージと、同じ放課後を月いくらまで圧縮できるか、そして見学で何を聞けばいいかが決まっているはずです。

この記事でわかること

  • 公設学童(放課後児童クラブ)の月額利用料の分布——公的データの最新値
  • 大手民間学童の公式料金表(週1〜週5・入会金・諸費用・8月加算)の実数
  • 「月3〜6万円」という相場感が、実際の料金表とどうズレるのか
  • 双子2人分の月額・年額を4パターンで試算した比較表
  • きょうだい割引・利用料減免という、双子だけが効かせられる値引き
  • 公設併用ハイブリッドの組み方(手順5つ)と、年額が約94万円変わる計算
  • 見学のときに聞くべき質問リスト(双子仕様・7項目)

前提の確認:公設学童は双子で月1万円前後が基準線

民間の高さを語る前に、比較の基準線を引きます。公設学童(放課後児童クラブ)の月額利用料は、こども家庭庁の実施状況調査で分布が公表されています。令和7年5月1日時点、利用料を徴収しているクラブは2万5,296か所(全2万5,928か所の97.6%)。その月額はこうです。

月額利用料クラブ数割合
2,000円未満292か所1.2%
2,000〜4,000円未満4,381か所17.3%
4,000〜6,000円未満6,615か所26.2%
6,000〜8,000円未満5,048か所20.0%
8,000〜10,000円未満4,054か所16.0%
10,000〜12,000円未満2,136か所8.4%
12,000〜14,000円未満965か所3.8%
14,000円以上1,300か所5.1%
おやつ代等のみ徴収505か所2.0%

※こども家庭庁「令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」より。割合は利用料を徴収しているクラブ数に対するもの。14,000円以上は同資料の区分(14,000〜16,000円未満542、16,000〜18,000円未満213、18,000〜20,000円未満163、20,000円以上382)を合算した数値です。

最多帯は4,000〜6,000円未満で26.2%。1万円以上を徴収するクラブも合わせて17.4%ありますが、大半は月1万円以下におさまります。ここにおやつ代が乗る形が一般的で、おやつを提供しているクラブは2万3,251か所(89.7%)。長期休暇期間に昼食を提供しているクラブも1万3,517か所(52.1%)まで増えました(前年は43.0%。※この2つは全2万5,928か所に対する割合です)。提供方法は事業所による手配が50.6%で最多、事業所内部での調理は14.0%です。費用負担の有無と金額はクラブごとに違うので、そこは要確認です。

つまり基準線は「1人あたり月5,000円前後、双子で1万円前後」。この線を頭に置いたまま、民間の料金表を開きます。

大手民間学童の公式料金を開いてみた

ここからが本題です。「相場」ではなく実際に公開されている料金を見ます。以下はいずれも2026年7月30日に公式サイト・公式ガイドブックで確認した金額で、すべて税込です。校舎・プラン・時期で変わるため、あくまで「実在する料金の一例」として読んでください。

例1:キッズベースキャンプ(KBCα・東急グループ)

2026年度向けの公式ガイドブック(サービス編)に、コース別の月会費が明記されています。レギュラー会員のうち、月ごとに利用コースと曜日を決められるフレキシブルメンバーの月会費がこちらです。

コース月会費(8月以外)月会費(8月)維持管理費
週1日22,300円31,300円1,500円
週2日36,100円50,300円3,000円
週3日48,500円66,500円3,300円
週4日58,100円78,000円4,800円
週5日63,800円84,500円5,000円

1年間コースと曜日を固定するプレミアムメンバーなら週5日が55,700円(8月は73,400円)と安くなります。加えて入会金33,000円・入会セット7,700円・施設管理費(1,300円または1,900円)、帰宅までの送迎「お帰りサポートサービス」は週5で9,100円。食事はキッズミール昼食780円・夕食880円、延長は880円/30分(21時〜22時は1,760円/30分)。スポット利用は午後スポット6,100円、1日スポット9,300円という設定です。

そして双子家庭が真っ先に見るべきはここ。兄弟姉妹が2人以上同時に在籍する場合、2人目以降の入会金は無料。レギュラー会員として2人以上在籍する場合は、月会費が低額な会員の月会費を30%割引——公式ガイドブックに明記された割引制度です。

例2:ウィズダムアカデミー

こちらは公式サイトの会員制度ページに、プラン別の料金目安が出ています。入会金は55,000円(レギュラー会員)

プラン料金目安(月)利用回数特徴
オールインクルーシブ94,380円〜週5回(曜日固定)11,000円までの習い事がセット・送迎付添いはお得に利用可(3kmまでの送迎超過料金込み。送迎料金自体は校舎に要確認)
プレミアムブースト51,260円〜週3〜5回(曜日固定)習い事1〜2つセット
基本プラン20,350円〜週1〜5回(曜日固定)預かり中心・毎月内容変更が可能

基本預かり時間は13:00〜19:30で、19:30〜22:00は延長預かり。注目したのは、同社がプレミアムブーストと基本プランの想定ケースに「公設学童との併用もしたい」と明記している点です。併用は家庭側の苦肉の策ではなく、事業者側も前提にしている使い方だということです。

「相場3〜6万円」の正体

2つの公式料金を並べて分かるのは、週5フルの月会費は5万円台〜9万円台で、いわゆる相場の上限を普通に超えるということ。逆に週1〜週2や預かり中心のプランなら2万円台から始まります。つまり「月3〜6万円」という相場感は、週3〜4程度の利用や、地域・サービス内容の違いを全部まとめた平均像です。自分の家の見積りには、そのまま使えません。

さらに費用の設計上、見落とすと痛いのが月会費以外の部分です。

⚠️ 月会費の「外」に乗るもの
入会金・入会セット・維持管理費・施設管理費・送迎・食事・延長・教材費——それぞれ「2人分かかるのか」まで確認が必要
8月加算——KBCαの例では週5日コースが63,800円→84,500円で1人あたり月20,700円増。双子ならその月だけ4万円以上増えることになります

双子2人分を実額で試算する

では双子2人分でいくらになるのか。上のKBCαの公開料金を使って計算します。送迎なし・食事なし・延長なしという最小構成、フレキシブルメンバー週5日、きょうだい割引(月会費30%引き)を適用した数字です。

項目1人目2人目(30%引き適用)
月会費(8月以外)63,800円44,660円
維持管理費5,000円5,000円
施設管理費1,900円※1,900円※
月額小計70,700円51,560円

※施設管理費は公式資料に1,300円と1,900円の2つの記載があり、適用条件が読み取れないため高い側の1,900円で計算しています。

通常月の双子2人合計は月122,260円。8月は月会費が84,500円(2人目は59,150円)になるので、その月だけ157,450円です。年額に伸ばします。

122,260円×11か月 + 157,450円 = 年1,502,310円

初年度はさらに入会金33,000円(2人目は無料)と入会セット7,700円×2人=15,400円、合計48,400円が乗ります。初年度合計はおよそ1,550,710円。約155万円です。ここに帰宅送迎(週5で9,100円×2人=18,200円/月)や夕食を足せば、年間200万円が見えてきます。

私が最初に電卓を叩いたときの正直な感想は「これは無理だ」でした。双子は「2倍」がそのまま乗る場面がいちばんきつい。何が2倍になって何はならないのかは双子の育児費用はいくらかかる?に整理していますが、学童費と習い事の月謝は容赦なく2倍で来る側です。

4パターン比較——組み方で年額はここまで動く

同じ「平日の放課後を埋める」目的で、契約の形だけを変えた4パターンを並べます。公設の月額は最多帯を踏まえて1人5,000円と仮定、習い事はうちのスイミングの実額(1人6,000円)を使っています。

パターン中身双子2人・月額年額の目安
A:公設のみ公設学童 週5約10,000円約12万円+おやつ代等
B:民間フル民間学童 週5(送迎・食事なし)約122,260円約150万円(初年度約155万円)
C:ハイブリッド(手厚め)公設週5+習い事1つ+民間スポット月2日/人約46,400円約56万円
D:ハイブリッド(基本)公設週5+習い事1つ約22,000円約26万円

※Bは本文の試算、Cのスポットは午後スポット6,100円×2日×2人で計算(スポット会員の入会金33,000円・年会費3,300円は別途)。料金は施設・地域・プランで大きく変わるため、金額はあくまで公開料金にもとづく一例です。

BとCの差は年約94万円。同じ放課後を埋めていて、契約の形だけでこれだけ動きます。双子家庭にとって「安い施設を探すこと」より「どこを民間に頼むかを決めること」のほうが金額インパクトが大きい——これが試算して一番はっきりしたことでした。

双子だけが効かせられる2つの値引き

料金表の数字を下げる方法が、双子には2つあります。どちらも申し出ないと適用されないタイプです。

民間の「きょうだい割引」

前述のKBCαの例では、2人目以降の入会金が無料、そして月会費が低額な会員の月会費を30%割引。双子は同じコースになりがちなので、実質「2人目の月会費が3割引」です。今回の試算では、この割引だけで月19,140円・年約24万円(8月分の割引25,350円を含む)が浮いています(通常月は63,800円の30%=19,140円)。ただし双子で月会費が同額の場合に「低額な側」の割引がどう適用されるかは規定に明文がないので、申込み時に必ず確認してください。

⚠️ きょうだい割引は「重ねがけ」できない場合あり
公式ガイドブックには企業の福利厚生サービスや他の割引・キャンペーンとの併用はできないと書かれています。勤務先に育児支援の割引制度がある家庭は、どちらが得か比べてから申し込んでください。割引の重ねがけができない前提で計算するのが安全です。

公設の「利用料減免」

公設側にも値引きの仕組みがあります。令和7年の調査では、利用料の減免を行っているクラブは2万2,574か所(徴収クラブの89.2%)。そのうち減免の対象として「兄弟姉妹利用世帯」を挙げているクラブは1万4,813か所——全クラブの57.1%、減免を行っているクラブの65.6%にのぼります。

半分以上のクラブが、きょうだい利用の減免を持っているということです。減免の方法(免除・半額・所得に応じた段階減額など)はクラブごとに違うので、申込みのときに「きょうだいで2人利用する場合の減額はありますか」と具体的に聞いてください。

ついでに入所の優先扱いも。「兄弟姉妹について同一の放課後児童クラブの利用を希望する場合」を優先的な取扱いの対象にしている市町村は247。クラブを実施している1,633市町村の15.1%です。制度として持っているのは少数派なので、減免のほうが当たる確率は高いという順番で聞くのが実務的です。学童の申込みそのものでつまずいたときの動き方は学童に落ちたらどうする?双子2人分の緊急対策にまとめています。

公設併用ハイブリッドの組み方——手順5つ

「民間はフルでは使わない、でも必要な日は使う」。この形をどう作るかを、順番で書きます。

手順1:埋めるべき曜日と時間だけを数える

まず紙に、曜日ごとの下校時刻親のどちらか早いほうが帰宅できる時刻を書き、その差を出します。低学年は5時間授業の日と6時間授業の日で下校が違うので、穴の深さは曜日ごとに違う。ここを平均で丸めると、必要以上の契約を買ってしまいます。放課後の選択肢の全体像は小1の放課後、共働きはどう過ごす?で整理しているので、手段の棚卸しはそちらを。

手順2:公設で埋まる曜日を確定させる

学区のクラブの閉所時刻を確認して、公設だけで足りる曜日に印をつけます。ここが土台。全国では18時半を超えて開所するクラブが多数派ですが、18時までに閉まるクラブも一定数あります。使うのは全国平均ではなく学区の数字です。

手順3:残った曜日「だけ」を民間で買う

ここが費用の分かれ道。週5契約ではなく、週1〜週2契約にする。KBCαの公開料金で見ると、週5日63,800円に対して週2日は36,100円、週1日は22,300円。日数を絞ると単価は上がるが総額は下がる構造です。双子は総額が2人分で効くので、この判断が年額を数十万円動かします。

手順4:単発の穴はスポットとファミサポで

「毎週ではないけど、月に何回か遅くなる日がある」なら、月契約よりスポット利用のほうが安く済むことがあります(KBCαの例では午後スポット6,100円、夜スポット5,000円)。学童終わりから親の帰宅までの1時間なら、ファミリー・サポート・センターも候補です。ただし国の実施要綱では一度に預かるのは提供会員1人につき原則1人とされているので、双子2人分は提供会員2人の確保が前提。登録時に率直に相談してください。

手順5:「月ごとに変更できる契約」を選ぶ

双子の年額をいちばん動かすのが、実はここです。KBCαのフレキシブルメンバーは月ごとに利用コースと曜日を決められる会員区分。ウィズダムアカデミーの基本プランも毎月ご利用内容の変更が可能と明記されています。一方で、上位プランには入会後1年間はプラン変更不可(オールインクルーシブ)、4か月間は変更不可(プレミアムブースト)という条件がついています。

つまり夏休みだけ日数を増やし、平常月は絞るという運用ができるかどうかは、契約の型で決まります。双子は増減が2人分になるので、柔軟なプランを選ぶ価値がそのまま2倍です。見学のときに「月単位でコースを変えられますか」を必ず聞いてください。

夏休みが本当の勝負どころ

年額の話をすると、どうしても平常月ベースで考えがちですが、長期休みが費用の山です。理由は3つ。

1つめ、民間は月会費そのものが上がる。KBCαの例では週5日コースが63,800円→84,500円。1人20,700円増、双子で41,400円増です。2つめ、朝から夕方まで丸1日の預かりになるので、延長や食事のオプションが乗りやすい。キッズミールは昼食780円で、双子が20日食べれば31,200円です。3つめ、公設側も昼食が必要になる。長期休暇期間に昼食を提供するクラブは52.1%まで増えましたが、逆に言えば半分近くは弁当が必要で、そこは手間と食費で来ます。

うちが実感したのは、夏休みはお金より段取りが先に破綻するということです。弁当2つ、水筒2つ、朝の出発時刻。金額だけ見て「なんとかなる」と判断すると、8月に入ってから足りないのは現金ではなく親の手数だと気づきます。夏休みまわりの回し方は双子の「小1の壁」はこう乗り越えるに生活側の視点でまとめました。

なお、国の方向としては選択肢が増える見込みです。こども家庭庁と文部科学省の「放課後児童対策パッケージ2026」では、「放課後児童クラブ以外の放課後の居場所を求める声にも応えるべく、企業等の活力を活かし、地域や職域の状況に応じて小学生の預かり機能を生み出すモデル事業等を実施し、児童の放課後の居場所の選択肢の拡充を図る」と明記されています。今すぐの解決策ではありませんが、数年スパンでは受け皿が広がる方向です。

見学で聞く7つの質問(双子仕様)

パンフレットの月会費だけ見て決めると、あとで乗ってくる金額に驚きます。双子家庭が見学で聞くべきことを、聞く順番で並べます。

  1. きょうだい割引はありますか。割引は入会金・月会費のどちらに、何%かかりますか(2人目の月会費30%引きのような制度は実在します)
  2. 月会費以外に毎月かかるものは何ですか(維持管理費・施設管理費・教材費・保険料。それぞれ2人分かかるのかまで確認)
  3. コースは月単位で変更できますか(8月だけ増やす運用ができるか)
  4. 長期休みは月会費が上がりますか。いくらになりますか
  5. 送迎はどこからどこまでで、いくらですか(学校→施設は基本料金内でも、施設→自宅が有料の場合がある)
  6. 公設学童との併用は可能ですか(併用前提のプランを用意している事業者もあります)
  7. 延長料金の刻みと、超過の起算はどうなっていますか(30分単位で、10分超過から30分料金という設定もあります)

質問2と7は、地味ですが年額でいちばん差が出るところです。双子は「1人あたりいくら」で書かれた金額の下に、静かに2倍が隠れている。見学時にメモを取って、家に帰ってから2人分で電卓を叩いてください。

双子パパとして——金額の前に「削らない枠」を決めた

放課後の費用を計算していた頃、我が家でやったのは節約ではなく「削らない枠」を先に決めることでした。

うちの月1回のご褒美デーは、給料日後の最初の土曜日。5歳のころは近所の回転寿司で、二人は河童巻きしか頼まないので目で圧をかけていました。7歳の焼肉で初めて肉のうまさに目覚め、9歳の今はファミレスでパフェの食べ比べです。金額としては大きくない。でもここを削ると、家の中の空気が確実に悪くなると分かっていました。

だから先に「ご褒美デーは残す」と決めて、そのうえで学童費をどう組むかを考えました。順番が逆だと、削れるところから削って最後に家族の楽しみが消えます。費用の計算は、我慢の総量を決める作業じゃない。何を残すために、どこを契約で削るかを決める作業です。

もうひとつ。習い事はサクラとモモが6歳のときにスイミングを始めて、月謝は1人6,000円、双子で12,000円でした。決して安くない額ですが、今では「特技は泳ぐこと」と言えるところまで来ました。2人分だから半分の質にするのではなく、数を絞って本気の1つを残す。この考え方は放課後の設計にもそのまま使えて、民間学童も「全曜日を薄く」より「必要な曜日を確実に」のほうが効きます。習い事の絞り方は双子の習い事、費用はいつから?に書きました。

以前、サクラが「パパの会社、ありがとうね」と言ったことがあります。学童費の話をしていると数字ばかり見てしまいますが、あの一言を聞いたとき、働き続ける理由と払い続ける理由は同じところにあると思いました。だから私は、外注費を「損」の欄には書かないことにしています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 民間学童の費用相場は、結局いくらと考えればいいですか?

まとめ記事では「週5で月3万〜6万円」とよく書かれますが、公式料金を見ると週5フルの月会費は5万円台〜9万円台、週1〜週2や預かり中心のプランなら2万円台からです(2026年7月時点確認・税込)。加えて入会金・維持管理費・送迎・食事・延長・8月加算が乗ります。相場より、候補施設の公式料金表を1枚もらって諸費用込みで計算するほうが早く正確です。

Q2. 双子2人分だと年間いくらになりますか?

大手の公開料金(週5・送迎なし・食事なし・きょうだい割引適用)で試算すると、通常月約122,260円、8月約157,450円年約150万円、初年度は入会金等を含めて約155万円でした。公設学童のみなら双子で月1万円前後、公設+習い事のハイブリッドなら月2万円台。組み方で年額が100万円以上変わります

Q3. きょうだい割引はどの施設にもありますか?

制度がある施設もあれば、ない施設もあります。実例として2人目以降の入会金無料+月会費が低額な側を30%割引という制度を公式に明記している大手があります。ただし企業の福利厚生割引や他のキャンペーンとの併用ができないケースがあるため、勤務先の育児支援制度と比べてから選んでください。

Q4. 公設学童と民間学童は併用できますか?

併用している家庭は珍しくなく、事業者側も「公設学童との併用」を想定したプランを案内しているところがあります。ただし公設側の運用(利用日数の要件や、在籍の考え方)は自治体で異なるため、両方に「併用したいのですが問題ありませんか」と先に確認するのが安全です。

Q5. 夏休みだけ民間学童を使えますか?

契約の型によります。月ごとにコースと曜日を変更できる会員区分や、毎月内容を変更できるプランなら、8月だけ日数を増やす運用が可能です。一方で上位プランには「入会後1年間はプラン変更不可」「4か月間変更不可」という条件がついていることがあります。入会前に「月単位で変更できるか」を必ず確認してください。

Q6. 費用を抑える手は、どの順番で打てばいいですか?

①公設学童の利用料減免を確認する(きょうだい利用世帯を減免対象にしているクラブは57.1%)→②民間は週5ではなく必要な曜日だけ契約する→③きょうだい割引の有無と適用範囲を確認する→④単発の穴はスポット利用・ファミサポで埋める→⑤月単位で変更できる契約にして8月だけ増やす。この順番です。安い施設を探すのは、この後でいい。

Q7. 民間学童の利用料に補助は出ますか?

国の補助は事業者向けの運営費補助が中心ですが、利用者向けの助成を独自に行っている自治体もあります(内容・上限・対象は自治体によって大きく異なります)。「民間学童の利用料補助はありますか」と市区町村の担当課に直接聞くのが確実です。双子家庭が使える公的支援の全体像は双子家庭がもらえる補助金まとめ子ども・子育て支援金と双子家庭の損得に整理しています。

Q8. 公設学童だけで十分なら、そもそも民間学童は不要では?

その通りで、公設だけで足りる家庭は公設のみ(双子で月1万円前後)が最安の正解です。民間を検討する意味があるのは、公設の閉所時刻より親の帰宅が遅い曜日がある、長期休みの預かりや昼食に穴が出る、といった「足りない部分」が具体的にある家庭だけ。その場合も週5フルではなく、足りない曜日だけを週1〜2契約やスポットで買うのが本記事の結論です。事業者側も「公設学童との併用」を想定したプランを明記しており、併用は特殊な使い方ではありません。

まとめ:高い施設を避けるより、契約を削る

  • 公設学童の月額は4,000〜6,000円未満が最多帯(26.2%)で、大半は月1万円以下。双子で月1万円前後が基準線
  • 民間学童の週5フルは公式料金で5万円台〜9万円台。「月3〜6万円」は平均像で、自分の見積りには使えない
  • 双子2人分・週5フル・送迎なしで試算すると年約150万円(初年度約155万円)。送迎と食事を足せば年200万円が見える
  • 公設を土台にしたハイブリッドなら月2万円台〜4万円台。同じ放課後で年約94万円の差が出る
  • 双子が効かせられる値引きは民間のきょうだい割引(2人目入会金無料・月会費30%引きの実例)公設の利用料減免(きょうだい利用世帯を対象にするクラブが57.1%)。どちらも聞かないと適用されない
  • 8月は月会費が跳ねる(週5で1人20,700円増の例)。長期休みの昼食提供は52.1%のクラブにとどまる
  • 契約は月単位で変更できる型を選ぶ。双子は増減が2人分なので、柔軟さの価値も2倍

冒頭に書いたとおり、初めて双子2人分の電卓を叩いたときの感想は「これは無理だ」でした。でも数字を分解していくと、「無理だ」の正体は民間学童の高さそのものではなく、週5フル×2人という契約の形だったと分かります。削れるのは「どこを頼むか」と「どう契約するか」で、施設のグレードを落とす話ではありません。まずは学区の公設学童の閉所時刻と減免の有無を1本の電話で確かめて、そこから足りない曜日を数える。マイペースに、そこから組み立てていきましょう。

※本記事の料金・制度情報は2026年7月時点で公表されている内容です。民間学童の料金は施設・校舎・プラン・時期によって大きく異なり、改定される場合があります。公設学童の利用料・減免・優先的な取扱いも自治体ごとに違います。掲載した試算は公開料金にもとづく一例であり、実際の請求額を保証するものではありません。最終確認は各施設とお住まいの市区町村にお願いします。

あわせて読みたい

出典


筆者は、一卵性双生児のサクラとモモを9歳まで育てている現役の双子パパ部長です。本記事の民間学童の金額は、掲載時点で各社が公式に公開している料金表から引用し、双子2人分の試算は公開料金にもとづいて筆者が計算したものです。公的統計が存在しない項目は「目安」「一例」と明記し、確定していない部分は正直に書いています。料金・制度は変更されるため、契約前に必ず各施設と自治体で最新の金額をご確認ください。

🐾 双子アニマル性格診断(クリックで開く)

名前の画数を入れると、双子の動物キャラ&相性がわかります
※あくまで楽しむためのお遊び診断です(科学的根拠はありません)

双子パパ部長アイコン

この記事を書いたパパ

双子パパ部長

一卵性双生児の父。サラリーマン営業部長として働きながら双子育児に奮闘中。 双子ならではの「3倍の喜び・2倍の大変さ」をリアルに発信しています。

サクラとモモのイラスト

🌸 最後まで読んでくれてありがとう 🌸