双子でもふるさと納税の上限は増えない|共働きなら枠は2つ
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双子でもふるさと納税の上限は増えない|共働きなら枠は2つ


📖 この記事の目次
  1. 双子でも、ふるさと納税の控除上限額は1円も増えません
  2. 増えない理由は「16歳未満は扶養控除の対象外」だからです
  3. 双子家庭の本当の答えは「共働きなら枠は夫婦で2つ」です
  4. 正直に言うと、我が家は1枠しか使えていません
  5. 上限額は「年収と家族構成」で決まります【目安表】
  6. 子どもが16歳になると、上限は「増える」のではなく下がります
  7. 双子家庭が選ぶべき返礼品は「毎日減るもの」です
  8. 返礼品を探す場所は、どこでもいい
  9. サイト独自のポイント還元は、2025年10月から禁止されています
  10. ワンストップ特例は5自治体以内、6自治体以上は確定申告です
  11. いつやるか:10月に上限を確認して、11〜12月に寄付します
  12. 【双子パパの結論】枠は増えない。でも、効き目は2人分です
  13. よくある質問
  14. Q1. 双子だと、ふるさと納税の控除上限額は2倍になりますか?
  15. Q2. 上限が増えないなら、双子家庭はやる意味がないのでは?
  16. Q3. 扶養に入っている妻も、ふるさと納税をしていいですか?
  17. Q4. 夫婦の枠をまとめて、夫の名義で使ってもいいですか?
  18. Q5. 子どもが高校生・大学生になると、上限はどうなりますか?
  19. Q6. ポイント還元が多いサイトで寄付したほうが得ですか?
  20. まとめ:双子とふるさと納税
  21. あわせて読みたい

※本記事はプロモーションを含みます。

「双子だから、ふるさと納税の枠も2倍になるんじゃないか」

——私も、最初は本気でそう思っていました。子どもが2人いるんだから、その分だけ控除も増えるはずだ、と。

🍼 双子パパ部長:結論から言うと、1円も増えませんでした。シミュレーターに双子の人数を入れる欄すら無い。あのときの「あれ?」という肩透かしを、同じ場所で止まっている人に先に渡しておきたくて、この記事を書いています。

📌 結論から先に(2026年8月時点)
・双子でも、ふるさと納税の控除上限額は増えません。その年の12月31日時点で16歳未満の子どもは扶養控除の対象外だからです
・双子家庭の実践的な答えは「共働きなら、夫婦それぞれに別の枠がある」=世帯で2枠使えます
・上限額を決めるのは本人の年収と家族構成。子どもの人数ではありません
・子が16歳以上(高校生・大学生)になると、上限はむしろ下がります。双子はそれが2人同時に来ます
・「上限が増えないなら双子はやる意味がない」という声もありますが、逆です。理由は本文で書きます
・サイト独自のポイント還元は2025年10月1日から禁止されました。いま比べるべきは還元率ではなく内容量と発送時期です

この記事を読み終わる頃には、「我が家はいくらまで、誰の名義で寄付すればいいのか」が自分で判断できるようになっているはずです。そして双子家庭の場合、その判断がそのまま毎月の食費の圧縮につながります。そこまで含めて書きます。

双子でも、ふるさと納税の控除上限額は1円も増えません

まず、いちばん知りたい答えから。

ふるさと納税の控除上限額(=自己負担2,000円で済む寄付の上限)は、子どもが1人でも双子でも変わりません。三つ子でも同じです。

総務省がふるさと納税ポータルサイトで公表してきた「全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」の早見表には、注記としてはっきりこう書かれています。

中学生以下の子供は(控除額に影響がないため)、計算に入れる必要はありません。
例えば、「夫婦子1人(小学生)」は、「夫婦」と同額になります。

国のほうが先に「計算に入れなくていい」と言っている。つまり、シミュレーターで「子どもの人数」を聞かれないのは仕様です。バグでも入力漏れでもありません。制度が最初から見ていないんです。

※この早見表について補足です。2026年8月26日に確認した時点では、総務省の同ページ上で表そのものの掲載を確認できませんでした(本記事では2024年6月時点の同ページのアーカイブで文言と数値を確認しています)。同じ数値は各ふるさと納税サイトが早見表として掲載しています。

我が家のサクラとモモは9歳(小学4年生)。当然2人とも中学生以下なので、我が家の上限額は「子どもがいない共働き世帯」とまったく同じ計算になります。ここは、知らないと確実にモヤッとするポイントです。

増えない理由は「16歳未満は扶養控除の対象外」だからです

なぜ増えないのか。仕組みを1分だけ説明させてください。ここが分かると、あとの話が全部つながります。

ふるさと納税の上限額は、ざっくり言うと「あなたが納めている住民税・所得税の額」で決まります。納税額が大きいほど枠が大きく、小さいほど枠も小さい。だから「所得控除がたくさんある人」は、課税される所得が減る=納税額も減るので、ふるさと納税の枠はむしろ小さくなるという関係にあります。

そして肝心の扶養控除です。国税庁は、扶養控除の対象になる「控除対象扶養親族」をこう定義しています。

控除対象扶養親族とは、扶養親族のうち、その年12月31日現在の年齢が16歳以上の人をいいます。

16歳以上。ここが分かれ目です。0歳でも9歳でも15歳でも、16歳未満の子どもは扶養控除の対象になりません。だから「双子がいる」という事実が、そもそも税金の計算式に登場しない。登場しないものは、上限額を増やしようがない、というわけです。

💡 なぜ16歳未満が対象外になったのか
かつては16歳未満にも「年少扶養控除」(38万円)がありました。これが子ども手当(現在の児童手当)の創設とあいまって廃止されたのが、所得税は2011年(平成23年)分から、住民税は2012年度(平成24年度)から。国の考え方が「税の控除で返す」から「現金で配る」へ切り替わったんです。
つまり双子家庭は、控除では優遇されていないけれど、児童手当は2人分もらっている。損得の帳尻は、実はそっちで合わされています。

「双子なのに冷たい制度だな」と思いかけたら、この話を思い出してください。児童手当をはじめ双子家庭が受け取れるお金は、双子家庭がもらえる補助金まとめにまとめてあります。ふるさと納税で増えなかった分は、あちらで回収する、が正しい構えです。

双子家庭の本当の答えは「共働きなら枠は夫婦で2つ」です

ここからが、この記事でいちばん実用的なところです。

上限額は「世帯」ではなく「納税している人ひとりずつ」に付いています。ということは——

夫婦それぞれが働いて、それぞれ住民税を納めているなら、枠は2つあるということです。

たとえば夫の上限が6万円、妻の上限が4万円なら、世帯としては合計10万円分の寄付ができる計算になります。子どもの人数では1円も増えなかった枠が、「働いている人の数」では素直に増える。ここが双子家庭の突破口です。

しかも双子は、後述するとおりお米も肉も2人分減っていく家です。枠が2つあるなら、返礼品も2枠分届く。この効き方は、子ども1人の家庭より確実に大きいと思っています。

⚠️ 2枠を使うときの最重要ルール:名義を混ぜない
夫婦の枠は合算できません。妻の枠を夫の名義で使うことはできず、逆も同じです。
・寄付の申込者名義=控除を受ける本人にする
・決済するクレジットカードの名義も本人名義に揃える(原則、名義が違うと控除を受けられません)
・ワンストップ特例の申請も、それぞれが自分の分を提出する
「妻の枠だけど、うちは夫のカードで払っている」が、いちばん起きやすい事故です。

正直に言うと、我が家は1枠しか使えていません

ここは隠さずに書きます。

我が家は妻が双子出産後に復職を断念し、いまは扶養の範囲内でせどりの仕事をしています(その経緯は双子ママが復職断念→せどりで扶養内節税した話に書きました)。扶養内ということは、妻が納めている住民税・所得税はごくわずか。つまり妻側の枠は、実質ほとんど無いということです。

だから我が家は、夫の1枠だけを毎年使っています。

そのうえで言います。夫婦それぞれに収入がある家庭は、その2枠、本当に使ったほうがいいです。 使わなければ、ただ普通に住民税を納めて終わるだけ。片方しか枠のない家から見ると、あの2枠目はかなり大きく見えます。

上限額は「年収と家族構成」で決まります【目安表】

では、自分の枠はいくらなのか。総務省が公開している早見表から、双子家庭に関係する2列だけを抜き出しました。

双子が中学生以下なら、迷わずこの表を見てください。子どもの人数は関係ないので、「独身または共働き」か「夫婦」のどちらかに当てはめるだけです。

本人の給与収入独身または共働き夫婦(配偶者控除あり)
300万円28,000円19,000円
400万円42,000円33,000円
500万円61,000円49,000円
600万円77,000円69,000円
700万円108,000円86,000円
800万円129,000円120,000円
900万円152,000円143,000円
1,000万円180,000円171,000円

※総務省が公表してきた「全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」の数値に基づく目安(数値は2024年6月時点の総務省ページのアーカイブで確認。同一数値が各ふるさと納税サイトの早見表にも掲載されています。住宅ローン控除・医療費控除などを受けていない給与所得者のケース、社会保険料控除額は給与収入の15%と仮定した表です)。
※この表は令和7年度税制改正(基礎控除・給与所得控除の引き上げ)が反映される前の数値です。2026年の実際の上限額は各サイトの最新シミュレーターでご確認ください。
※ここでいう「共働き」は、ふるさと納税をする本人が配偶者(特別)控除を受けていないケース(配偶者の給与収入が201万円超が目安)。我が家のように配偶者が扶養内なら、「夫婦」の列を見ます。

表の見方で、双子家庭が間違えやすいのはここです。「共働きだから左の列」ではありません。 妻がパートで扶養内なら、夫は配偶者控除を受けているので右の列。この1列のズレで、1万円前後(年収帯によっては2万円以上)変わります。

⚠️ この表は「目安」であって、あなたの上限額ではありません
住宅ローン控除・医療費控除・iDeCo(小規模企業共済等掛金控除)・ふるさと納税以外の寄付などがあると、上限額は下がる方向に動きます。双子家庭は医療費がかさむ年もあるので、ここは特に要注意です。
※なお、住民税の非課税ラインの判定では16歳未満の子も人数に数えられます。収入が低い場合、子が2人いることで住民税が非課税になり、枠そのものが無くなる(=寄付しても控除されない)ことがあります。
寄付する前に、必ず各ふるさと納税サイトのシミュレーターで自分の数字を確認してください。上限を超えた分は、自己負担がそのまま増えていくだけになります。

私自身、毎年欠かさずシミュレーターを叩き直しています。年収も家族構成も控除も、去年と同じとは限らないからです。

子どもが16歳になると、上限は「増える」のではなく下がります

ここは、いま双子が小さい家庭ほど知っておいてほしい話です。

「16歳未満は対象外」ということは、裏を返せば16歳になった瞬間、扶養控除の対象になるということ。喜ばしいことのようですが、ふるさと納税の枠にとっては逆風です。

扶養控除が付く=課税される所得が減る=納める税金が減る=ふるさと納税の上限額も下がる。この順番です。

総務省が公表していた早見表(2024年6月時点)でも、年収500万円のケースで比べるとこうなります。

家族構成(年収500万円)上限額の目安
共働き(子は中学生以下)61,000円
共働き+子1人(高校生)49,000円
共働き+子1人(大学生)44,000円

子が高校生になっただけで、目安が1万円以上下がるのが分かると思います。

そして双子は同学年です。双子の育児費用でも書いたとおり、双子家庭の怖さは「出費の山が同じ年に来る」こと。ふるさと納税の上限額も同じで、2人そろって高校生になる年に、まとめて下がります。

💡 だから「枠が大きいのは、いま」
双子が中学生以下のいまが、その世帯にとってふるさと納税の枠がいちばん大きい時期になりやすい、ということです。学費の山が来る前の助走区間。ここで食費を圧縮して、その分を教育費に回す——という設計が現実的だと考えています。
なお、16〜18歳(高校生年代)の扶養控除は、児童手当の高校生年代への拡充とセットで縮小案が議論されてきました。ただし令和8年度税制改正大綱(2025年12月)には盛り込まれず、2026年8月時点では控除額38万円が現行どおり維持されています。今後の税制改正で再び議論される可能性が残る論点なので、その年の扱いは国税庁・総務省で確認してください。

双子家庭が選ぶべき返礼品は「毎日減るもの」です

枠の話はここまで。ここからは、何を頼むかです。

私は毎年、お肉とお米を中心に選んでいます。理由はシンプルで、食費の節約に直結するから。そして双子家庭では、この「直結」の角度が普通の家より急なんです。

我が家のサクラとモモは、9歳になってから白米を2杯食べられるようになりました。2人が2杯。単純に言って、以前の倍の速さで米びつが空になります。7歳のときに焼肉のうまさに目覚めてからは、「焼肉食べたい」と時々ねだられるようにもなりました。

そういう家に、返礼品のお米10kgと、普段スーパーでは手が伸びない値段のお肉が届く。これが効かないわけがないんです。

🍼 双子パパ部長:お肉が届くと、うちの子たちは真っ先に「焼肉?」と聞いてきます。とにかく、家の空気がよくなるのは間違いないです。

双子家庭の返礼品選びは、この基準でいいと思っています。

選ぶ基準具体例双子家庭に効く理由
毎日減るものお米・お肉消費が正直に2人分。節約が数字で見える
買い置きが効くものトイレットペーパー・ティッシュ・洗剤「置き場所さえあれば損しない」枠。買い物の回数も減る
冷凍で小分けできるもの小分けパックの肉・魚双子は同時に同じ量を食べる。小分けは配膳が早い

逆に、私が避けているのは「その日だけ豪華なもの」です。高級な一品を頼むと確かに盛り上がりますが、双子家庭の家計に効くのは毎月の固定費をじわじわ削る側。イベントより、日常です。食材のまとめ買いで家計を回す考え方は、双子で買い物に行けないなら生協の宅配と同じ発想です。

返礼品を探す場所は、どこでもいい

ふるさと納税を扱うサイトは、楽天ふるさと納税・ふるなび・さとふる・ふるさとチョイス・Amazonふるさと納税など複数あります。同じ自治体の同じ返礼品が、複数のサイトに並んでいることも珍しくありません。掲載自治体の数と、自分が使い慣れているかで選べば十分です。

私の場合は、まず「米」と「肉」で検索して、内容量と発送時期を見るだけです。ここで迷う時間がいちばんもったいない。

PR ▶ Amazonで「ふるさと納税 米 10kg」を見る

▶ Amazonで「ふるさと納税 肉 小分け・冷凍」を見る(Amazonふるさと納税は、普段の買い物と同じアカウント・同じ住所帳で申し込めるのが利点です。小分けパックかどうかは商品ページの内容量欄で確認できます)

※ 検索結果には通常の商品も混ざります。寄付として申し込むなら、商品名に「ふるさと納税」と入っているものかどうかを必ず確認してください。

⚠️ 冷凍庫の容量だけは先に確認を
双子家庭がやりがちな失敗が、お肉を頼みすぎて冷凍庫が満杯になることです。ふるさと納税の肉は容量が大きく、しかも複数の自治体から時期がバラけて届きます。届く時期を指定できる返礼品を選ぶか、お米・日用品と組み合わせて分散させるのが安全です。

なお、返礼品は寄付額の3割以下という国のルールがあるので、「還元率が異常に高い品」というものは基本的に存在しません。還元率で選ぶより、確実に減るものを選ぶ——これが我が家の結論です。

サイト独自のポイント還元は、2025年10月から禁止されています

数年前の情報を見て始めようとしている人が、いちばんつまずくのがここです。

総務省は2024年6月28日に指定基準の見直しを公表し、「寄附に伴いポイント等の付与を行う者を通じた募集を禁止する」と定めました。適用は令和7年(2025年)10月1日から。つまり2026年8月現在、ふるさと納税サイト独自のポイント還元というものは、もうありません。

「ポイント◯%還元だから、いま寄付するとお得」という趣旨の解説記事が検索結果に残っていますが、あれは適用前に書かれたものです。いま比較すべきなのはポイント率ではなく、返礼品の内容量と発送時期——そう割り切ったほうが、結果的に選ぶのが早くなります。

🍼 双子パパ部長:比べる項目がひとつ減った、と考えています。我が家が見ているのは「米が何kg届くか」と、届く時期。それだけです。双子の家に必要なのは、ポイントより米でした。

なお、クレジットカードを使ったときに付く通常の決済ポイント(ふるさと納税以外の買い物でも同じように付くもの)は、この禁止の対象外とされています。ただし「ふるさと納税の寄付だけを対象に上乗せされるポイント」は禁止の対象です(総務省Q&A 問1の3)。ここは混同しやすいので注意してください。

ワンストップ特例は5自治体以内、6自治体以上は確定申告です

手続きは、この一行で足ります。

条件手続き
1年間の寄付先が5自治体以内で、他に確定申告の予定がないワンストップ特例(確定申告は不要)
寄付先が6自治体以上/医療費控除など他の申告がある確定申告

ワンストップ特例の流れは4ステップです。

  1. 寄付の申し込み時に「ワンストップ特例申請書を希望する」にチェック
  2. 自治体から申請書が届く(サイトからダウンロードできる場合も)
  3. マイナンバーのコピーと本人確認書類を同封して返送(オンライン申請対応の自治体も増えています)
  4. 翌年1月10日必着で提出完了。翌年6月以降の住民税から自動的に控除

同じ自治体に何回寄付しても1自治体としてカウントされます。ここは覚えておくと選択肢が広がります。

⚠️ ワンストップが無効になる、いちばん多いパターン
ワンストップ特例を申請したあとに確定申告をすると、ワンストップ特例は無効になります。
双子家庭は医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の方はその5%)を超えて医療費控除をする年が起こりえます。その年は、ふるさと納税も含めて確定申告で一括処理してください。「ワンストップも出したし確定申告もしたから安心」ではなく、確定申告に上書きされると覚えるのが安全です。

もうひとつ。夫婦で2枠使う場合は、ワンストップの申請書もそれぞれが自分の分を出します。まとめて夫が出す、はできません。

いつやるか:10月に上限を確認して、11〜12月に寄付します

我が家のルーティンは、毎年これで固定しています。

  • 10月:シミュレーターで、その年の上限額を確認する
  • 11〜12月:上限の範囲内で、お肉とお米を中心に寄付する
  • 翌年1月10日まで:ワンストップ特例の申請書を出す
  • 翌年6月:住民税の決定通知書で、控除されているか確認する

なぜ10月かというと、その頃になればその年の収入がほぼ見えているからです。年の途中だと見込みでしか計算できず、上限を外しやすい。かといって12月に入ってから慌てると、人気の返礼品が品切れしていたり、そもそも年末は双子の家に時間が無い。

そして期限は、その年の12月31日までに寄付が完了していること。決済のタイミングで年をまたぐと、その年の控除に間に合わなくなります。12月に入ったら早めに、が双子家庭の鉄則です。

🍼 双子パパ部長:12月の我が家は、行事と体調不良と年末準備で毎年ぐちゃぐちゃになります。だから10月の時点で上限だけは出しておく。「考える作業」と「注文する作業」を別の月に分ける——これ、双子育児のあらゆる場面で効く考え方だと思っています。

【双子パパの結論】枠は増えない。でも、効き目は2人分です

思想の話を、ひとつだけさせてください。

ふるさと納税を調べていて、正直「双子は損だな」と思った時期がありました。子どもが2人いても枠は増えない。それどころか、この子たちが高校生になったら枠は減る。制度は、双子であることを一切見てくれません。

でも、いまは違うふうに考えています。

制度が見てくれるのは「税金をいくら納めたか」だけ。だったら、こちらが見るべきは「届いたものが、どれだけ役に立つか」だけです。

同じ10kgの米が届いても、減るスピードは家によって違います。我が家では、白米2杯を2人が食べる速度で減っていく。同じ寄付額から受け取る「助かり方」は、双子家庭のほうが確実に大きい。

枠は増えない。でも、返礼品の効き目は2人分。

だから私は、双子家庭こそふるさと納税をやったほうがいいと思っています。「上限が増えないならやる意味がない」ではなく、「上限が増えないからこそ、その枠を1円も余らせずに使い切る」。増えない枠を、いちばん上手に使う家であればいい。それが我が家の正直な結論です。

よくある質問

Q1. 双子だと、ふるさと納税の控除上限額は2倍になりますか?

なりません。その年の12月31日時点で16歳未満の子どもは扶養控除の対象外のため、双子がいても上限額の計算には影響しないのが2026年8月時点の仕組みです。上限を決めるのは本人の年収と家族構成(配偶者控除・16歳以上の扶養親族の有無など)で、子どもの人数ではありません。

Q2. 上限が増えないなら、双子家庭はやる意味がないのでは?

むしろ逆だと考えています。上限が増えないのは事実ですが、同じ寄付額で届く返礼品の「助かり方」は、消費量が2人分の家のほうが大きいからです。お米もお肉もトイレットペーパーも、我が家では正直に2人分減っていきます。さらに共働きなら枠が2つあるので、世帯として受け取れる量は増やせます。「枠が増えない」と「意味がない」は、別の話です。

Q3. 扶養に入っている妻も、ふるさと納税をしていいですか?

寄付そのものは誰でもできますが、控除は「その人が納めている所得税・住民税」からしか受けられません。扶養内で納税額がごくわずかな場合、自己負担2,000円を差し引いた分が戻ってくる仕組みが働かず、実質的にただの寄付になってしまう可能性があります。我が家は妻が扶養内なので、夫の1枠だけを使っています。判断に迷う場合は、シミュレーターで配偶者ご本人の上限額を確認してみてください。

Q4. 夫婦の枠をまとめて、夫の名義で使ってもいいですか?

できません。枠は納税者ひとりずつに付いており、合算はできない仕組みです。妻の枠を使うなら、申込者名義も決済するクレジットカードの名義も妻に揃えてください。原則として名義が違うと控除を受けられません。ワンストップ特例の申請書も、それぞれが自分の分を提出します。

Q5. 子どもが高校生・大学生になると、上限はどうなりますか?

下がる方向に動きます。16歳以上は扶養控除の対象になるため、課税される所得が減り、その分ふるさと納税の枠も小さくなるからです。総務省が公表していた早見表(2024年6月時点)では、年収500万円・共働きの目安が61,000円なのに対し、16〜18歳の子が1人いる場合は49,000円とされています。双子は同学年なので、この下がり方が2人同時に来ます。枠が大きいのは、双子が中学生以下の「いま」です。

Q6. ポイント還元が多いサイトで寄付したほうが得ですか?

2026年8月時点では、その比較自体が成り立ちません。総務省が2024年6月に公表した指定基準の見直しにより、ポイント等を付与する事業者を通じた寄付の募集は、2025年10月1日から禁止されています。サイト独自のポイント還元は、いま行われていません。クレジットカード決済で通常付与されるポイントは対象外とされていますが、「還元率でサイトを選ぶ」考え方は過去のものです。返礼品の内容量と発送時期で選んでください。

まとめ:双子とふるさと納税

  • 双子でも控除上限額は1円も増えません。12月31日時点で16歳未満の子は扶養控除の対象外だからです
  • 双子家庭の実践的な答えは「共働きなら枠は夫婦で2つ」。ただし名義の合算は不可
  • 上限は年収と家族構成で決まる。目安表を見たら、必ずシミュレーターで自分の数字を確認
  • 子が16歳になると上限は下がる。双子は2人同時。枠が大きいのは中学生以下のいま
  • 返礼品はお米・お肉・日用品。「毎日減るもの」が、2人分消費する家にいちばん効きます
  • サイト独自のポイント還元は2025年10月1日から禁止。古い「還元率で選ぶ」記事に引っぱられないこと
  • 手続きは5自治体以内ならワンストップ特例(翌年1月10日必着)。医療費控除をする年は確定申告に一本化
  • タイミングは10月に上限確認 → 11〜12月に寄付。考える月と注文する月を分けます

双子だからといって、制度が優しくしてくれるわけではありませんでした。でも、届いたお米が減っていくスピードだけは、うちが一番速いと思っています。増えない枠を、いちばん上手に使い切る。双子家庭のふるさと納税は、それでいいはずです。

……ちなみに、返礼品のお肉が届いた日に「焼肉食べたい」と言い出すのは、だいたい2人同時です。そこは、きれいに2倍でした。

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参考・出典(2026年8月26日確認)

※本記事は2026年8月時点の情報をもとにした目安です。税制・ふるさと納税のルールは変わることがあり、控除額は個々の収入・控除の状況によって異なります。最新の内容と正確な上限額は、必ず総務省・国税庁・お住まいの自治体、および各ふるさと納税サイトのシミュレーターでご確認ください。


筆者は、一卵性双生児のサクラとモモを9歳まで育ててきた現役の双子パパ部長です。本記事の金額はすべて公的資料に基づく目安であり、我が家の実額ではありません。税務上の最終的な判断は、ご自身の状況に合わせてご検討ください。

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この記事を書いたパパ

双子パパ部長

一卵性双生児の父。サラリーマン営業部長として働きながら双子育児に奮闘中。 双子ならではの「3倍の喜び・2倍の大変さ」をリアルに発信しています。

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