双子ママ、もっと周りに頼っていい(8年やった私から)
📖 この記事の目次
※本記事はプロモーションを含みません。
双子ママに、まず一番伝えたいこと。
もっと周りに頼っていい。
これは、一卵性双生児のサクラとモモを9歳まで育ててきた私(父・39歳)が、新生児期から3歳の壁を越え、小学校に上がるまでの8年間で何度も何度も思ったことです。
特に妻には、「もっと頼ってほしかった」「申し訳なさそうにしないでほしかった」と、今でも感じることがあります。
この記事は、当時の妻に伝えきれなかった言葉と、今同じ場所で苦しんでいる双子ママへのエールを兼ねて書きます。
🔢 まず、データから:双子育児の負担はどれくらい?
少し冷たいようですが、データの話から。
- 多胎家庭の育児ストレス指数:単胎家庭の 約1.5〜2倍(複数の自治体・研究機関の調査による)
- 多胎ママの産後うつ発症率:単胎ママの 約2〜3倍 とする研究もあり
- 多胎家庭でファミリーサポートを利用している割合:約4割(各種調査の中央値)
つまり、半分以上の双子家庭は、外部の支援をうまく使えていないということ。
「みんな頑張っている」のではなく、「頑張りすぎていてSOSが出せていない」のが実態です。
我が家も最初の1年は、ほぼ夫婦2人だけで回そうとしていました。あれは今振り返ると、明らかに間違いでした。
🧠 心理学:「ソーシャルサポート」の力
社会心理学に「ソーシャルサポート理論」というものがあります。
「困った時に頼れる人がいる」という認識そのものが、
- 育児ストレスの軽減
- 精神疾患の予防
- 子どもへのポジティブな関わりの増加
に繋がる――というものです。
つまり、実際に頼るかどうかではなく、「頼れる」と思えるだけでも効果がある。
逆に、「迷惑かけたくない」と心の中で線を引いてしまうと、それだけで脳はストレスを抱え続けます。
我が家の妻も、サクラとモモが生後3ヶ月くらいの時に「いざとなったら実家に行けばいい」と私が言い続けてから、表情が少し柔らかくなりました。実際に行った回数はそんなに多くないんです。でも、「行ける」と思えるだけで人は救われる――これを夫婦で体感しました。
「迷惑かけたくない」と頑張ってませんか?
双子育児中、ママは本当に休みがありません。
それでも「実家に頼ったら申し訳ない」「義実家に頼みづらい」「兄弟に負担をかけたくない」――そう思って、一人で抱え込んでしまう方、本当に多いです。
妻も、双子が生まれた直後の数ヶ月は、義母(私の母)から「いつでも来てね」と言われても「いえ、大丈夫です」と返してしまうことが多かったように思います。
でも、安心してください。
双子と分かった時点で、家族は覚悟してる
これ、声を大にして言いたい。
双子だと分かった瞬間、ご両親や兄弟、義実家のみなさんも「これは普通じゃない」と覚悟を決めています。
- 「いつ呼ばれてもいいように予定を空けておこう」
- 「保育園のお迎え、平日でも代われるように」
- 「夜間に何かあったら駆けつけよう」
口に出さなくても、家族はそうやって心の準備をしています。
私自身、妻の妊娠中エコーで「双子です」と言われたあの日――営業中、運転中に妻から電話を受けて、車を路肩に停めて話を聞いた記憶があります。その日のうちに離れた実家の母に連絡しました。母は一瞬で「いつでも飛んでいくからね、船でも」と言ってくれました。
電話の向こうの母も、たぶん覚悟を決めた瞬間だったんだと思います。
「覚悟」の中身を、家族別に書いておきます
我が家の場合、双子と分かってから出産までの間に、こんな会話が周囲で起きていました(あとから聞いた話も含む)。
- 実家の母:「孫が一気に2人。健康診断を真面目に受けて、いつでも動ける身体でいよう」
- 実家の父:「車の運転、急に夜中に頼まれても大丈夫なように、夜の付き合いを減らそう」
- 妻の実家(義両親):「向こうのお母さんに任せきりにせず、こちらも交代で行こう」
- 私の兄弟:「夏休みやGWは予定を空けて、保育園の送り迎えに行けるようにする」
全員、口には出していなかっただけで、頭の中ではそういう算段をしてくれていたんです。
だから、「迷惑かな」と遠慮する必要はまったくありません。家族は、頼まれるのを待っているんです。
頼ることは、子どもへの愛情
ママが疲れ果てていたら、双子も笑顔になれません。
一般に、親の育児ストレスが高い状態が続くと、子どもの感情面の育ちにも影響しやすいと言われています。
逆に、親が適度に休めて笑顔でいる家庭で育つ子どもは、安定した愛着が形成されやすい。
ママが少し休んで、笑顔を取り戻すための時間――それは、双子のためでもあります。
我が家で印象的だったのは、妻が初めて1人で4時間外出した日のこと。サクラとモモが1歳半くらいの頃でした。私が日中ワンオペで2人を見て、妻には美容院と一人カフェに行ってもらいました。
帰ってきた妻は別人のような明るい表情で、サクラとモモを抱きしめていました。あの瞬間に「やっぱり休みは必要だ」と確信したのを覚えています。
具体的にどう頼る?
理屈ではなく、具体的に「誰に・何を・どう頼むか」を整理します。
- 両親・義両親に:週末数時間でも預かってもらう
- 兄弟姉妹に:子供の遊び相手・お風呂の手伝い
- 自治体に:産前産後ヘルパー・ファミリーサポート(ほとんどの自治体に多胎家庭優遇制度あり)
- 多胎児支援NPOに:ぴーかぶー、ふたごじてんしゃ等の活動
- パパに:ミルク・寝かしつけ・買い物
特にパパには、遠慮なく巻き込んでください。これは別の記事でも書きますが、双子育児はパパも当事者です。
我が家で実際に頼んだリスト(時期別)
参考までに、我が家がどの時期に誰に何を頼ったかを共有します。
- 生後0〜3ヶ月:実家の母に2週間住み込み(食事・洗濯・夜泣き対応の一部)
- 生後3〜6ヶ月:義母に週1で来てもらう(妻が午後だけ寝られるように)
- 生後6ヶ月〜1歳:自治体のファミリーサポート利用(月2回・1回3時間)
- 1〜2歳:妻の妹に隔週で来てもらう(双子と公園、私と妻は買い出し)
- 2〜3歳:近所の双子家庭のママと「交代で見る日」を作る(月1回)
ぜんぶ最初から決まっていたわけではなく、「これ無理だな」と思った時に、その都度頼んだ結果です。
最初の一回が一番心理的ハードルが高いです。でも、一度頼んでみると「あ、案外みんな笑顔で来てくれるじゃん」ということに気づきます。
自治体の多胎支援制度、調べてみて
意外と知られていませんが、多くの自治体に多胎家庭向けの支援制度があります。
- 多胎家庭限定のヘルパー派遣
- ファミリーサポート利用料の減額
- タクシー利用券の交付(妊婦健診・出産時)
- 多胎児交流サロン
「自治体名 多胎家庭 支援」で検索してみてください。使わないと損です。
我が家がいた自治体では、「多胎家庭タクシー券」が年間で数万円分交付されていました。妊婦健診の往復で本当に助かりました。これも、保健師さんに「うちは双子なんですが…」と一言聞いて初めて知った制度です。
申請主義(自分から申し込まないと使えない)なので、待っていても誰も教えてくれません。役所の母子保健課に電話するか、保健師訪問の時に「使える制度は全部教えてください」と聞くのが最短です。
よくある質問(我が家がもらった相談から)
ブログを始めてから、双子ママから何度かもらった質問にも答えておきます。
Q. 義母に頼みたいけれど、関係性が微妙で気を遣う
A. 我が家もそうでした。妻と義母の関係は、悪くはないけれど特別良くもないという感じ。妻には「義母に頼むのは私(夫)経由でいい」と伝えていました。直接お願いするのが気が重い時は、パパが間に入るだけでだいぶ違います。
Q. 自治体のヘルパーは「他人を家に入れる」のが嫌
A. これは正直、慣れの問題でした。最初の1〜2回は妻も気を遣って疲れていましたが、3回目以降は「人手があるって最高」に切り替わりました。ヘルパーさんは育児や家事のプロなので、要望を伝えれば本当に助かります。
Q. 夫が「俺が頑張るから他人を入れなくていい」と言う
A. これ、わりとよくある話。夫の気持ちもわからなくはないですが、夫1人で双子家事育児を24時間カバーするのは物理的に無理です。夫婦で「外部の手も入れたほうがお互い長持ちする」という共通認識を作る会話が必要だと思います。
今振り返って思うこと
サクラとモモが9歳になった今、当時の自分たち夫婦に言いたいことが一つだけあります。
「もっと早く頼っていれば、もっと笑えてた」
最初の1年、私たち夫婦は「双子だからって特別扱いはいらない」「自分たちでやれるところまでやろう」と気負っていました。
でも、振り返ると、その「気負い」のせいで、サクラとモモに対しても余裕のない接し方をしていた時期がありました。妻の表情から笑顔が消えていた時期も確実にあります。
3歳を過ぎて、自治体支援も近所付き合いもフル活用するようになってから、夫婦の会話量も笑顔の量も明らかに増えました。
**頼ることは、家族みんなを守ること。**これは、9歳の今だから言える実感です。
最後に
「みんなを巻き込むのは申し訳ない」
その気持ち、わかります。でも双子育児は、家族みんなで担う前提のもの。
**周りはもう、覚悟してます。**だから、安心して頼ってください。
そして、頼ることは双子のためでもある――これを忘れないでください。
今、もし「誰にも頼れない」と思っているなら、まずは自治体の母子保健課に電話を1本かけてみてください。それが最初の一歩です。
※本記事の数値や心理学的概念は、一般的に知られている公開情報をもとにまとめています。具体的な支援制度や医療判断については、自治体・医師にご相談ください。
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※あくまで楽しむためのお遊び診断です(科学的根拠はありません)