双子の夜泣きが2人同時|ワンオペの夜の対応手順

双子の夜泣きが2人同時|ワンオペの夜の対応手順


📖 この記事の目次
  1. この記事の担当は「泣き出したあと」です
  2. 最初の30秒でやるのは、あやすことではなく危険の確認です
  3. 何より先に整えるのは、安全な睡眠環境です
  4. つられ泣きの連鎖は、親の動きが着火していることがあります
  5. 夜のシフトは「交代」ではなく「時間帯の分割」で組みます
  6. 泣きやまない夜は、その場を離れて構いません
  7. 同室か別室かに、正解はありません
  8. 夜泣きがいつ終わるかは、この記事では約束できません
  9. よくある質問
  10. Q1. 2人同時に泣いたら、本当にどちらかを待たせていいんですか?
  11. Q2. 片方を別の部屋に連れて行けば、連鎖は止まりますか?
  12. Q3. 夜中の対応は、母親でないと無理でしょうか?
  13. Q4. 夜泣きで自分がイライラしてしまいます。おかしいでしょうか?
  14. Q5. 双子の夜泣きは、いつまで続きますか?
  15. まとめ:同時に泣いた夜は、順番で回す
  16. あわせて読みたい

※本記事はプロモーションを含みません。

午前2時。片方が泣き出して、抱き上げた瞬間にもう片方が泣き出す。

「2人同時に泣かれると、もう何から手をつければいいのか分からない」 「隣に誰もいない。朝までこれが何回あるんだろう」

この記事は、その瞬間にどう動くかだけを扱います。寝かしつけのやり方や抱っこ卒業の話ではありません。すでに深夜で、すでに2人とも泣いていて、対応できる大人が自分1人しかいない——そこからの手順です。

📌 結論から先に
・2人同時に泣いた夜の正解は、「2人同時に泣きやませる」ではありません。順番は①危険の確認 → ②連鎖を切る → ③親の睡眠を守るの3つです
・最初の30秒でやるのは、あやすことではなく「泣き方が普段と違わないか」の確認。ここだけは2人ともやります
・双子の夜が長引く最大の理由はつられ泣きの連鎖。そして親の動き(抱き上げる振動・照明・声)が次の着火になっていることがあります
・ワンオペの夜を延命させるのは根性ではなく「夜を時間帯で分割するシフト」。交代制ではなく分割制です
・どうしても泣きやまないときは、安全な場所に寝かせて、その場を離れて構いません。これは公的機関が案内している対処法です
☎️ 今夜、限界の方へ(先に置いておきます)
・子ども医療電話相談「♯8000」……休日・夜間、子どもの症状にどう対処すべきか、受診したほうがよいか迷うとき。小児科医師・看護師に相談できます(受付時間は都道府県ごとに異なります。厚生労働省のページに都道府県別の一覧があります)
・児童相談所相談専用ダイヤル 0120-189-783(いちはやくおなやみを)……24時間・通話料無料。虐待の相談だけでなく、出産や子育ての悩みそのものをかけていい番号です
・よりそいホットライン 0120-279-338(福島県からは 0120-279-226)……通話料無料。暮らしの困りごとや、つらい気持ちを聞いてもらえる窓口です
読む余裕がない状態なら、この先は読まなくて大丈夫です。

この記事の担当は「泣き出したあと」です

先に役割をはっきりさせます。当ブログには夜まわりの記事が複数あるので、開く場所を間違えると時間の無駄になります。

今の状況開く記事
これから寝かせる。抱っこが2人分あって腕が足りない双子の寝かしつけは一人でも回る
もう深夜。2人とも泣いているこの記事
朝から夜まで1日をどう回すか知りたい双子ワンオペの1日スケジュール
工夫はもう限界。人手そのものが足りない双子ワンオペの限界は気合でなく人手不足

寝かしつけの技術(入眠の合図をそろえる、置いたまま眠れる力を育てる)は、寝る前に効く話です。それはリンク先に全部書いたので、この記事では繰り返しません。ここで書くのは、その努力をしていても夜中に2人同時に起きてしまった夜の、その場の動き方だけです。

最初の30秒でやるのは、あやすことではなく危険の確認です

2人同時に泣かれると、反射的に「早く泣きやませなきゃ」と手が動きます。ここを一度だけ止めてください。最初にやるのは、あやすことではなく、確認です。

順番はこうです。

  1. 照明を上げすぎない。まず手元灯や間接照明だけ。天井の主照明をつけると、寝ていたほうまで完全に覚醒します
  2. 2人とも、顔まわりを見る。掛け布団やタオルが顔にかかっていないか、うつ伏せになっていないか、体勢が不安定でないか。ここは2人ともやります
  3. 泣き方が普段と違わないかを聞く。「甲高い」「弱々しい」「息が詰まるような」「ずっと同じ調子で長く続く」など、いつもと違う泣き方をしていないか
  4. 体を触る。熱っぽくないか、汗でびっしょりになっていないか、極端に冷えていないか
  5. ここまで確認してどちらも異常がなさそうなら、初めて「どちらから対応するか」を決める

この30秒を飛ばすと、あとで痛い目を見ます。双子は生活時間帯も過ごす場所も同じなので、うちの体感では、体調の変化が同じ日に来ることが多かったです。夜中の泣きが実は発熱の始まりだった、鼻づまりで息がしづらかった、ということもあります。鼻づまりが夜の泣きの引き金になっている家庭は本当に多く、我が家も鼻吸い器にはずいぶん助けられました。0〜3歳の双子がどれだけ病気を回し合うかは双子の0-3歳は、本当に病気祭りだったに書いたとおりです。

⚠️ 迷ったら、夜でも相談していい
いつもと違う泣き方が続く、ぐったりしている、呼吸が苦しそう、熱がある——このようなときは、様子を見続けずに子ども医療電話相談「♯8000」(休日・夜間/受付時間は都道府県ごとに異なります)に相談してください。緊急性が高いと感じたら救急です。この記事は医療の判断をするものではありません。病気かどうか、いつまで続くのかを判断できるのは医師だけです。判断に迷う状態そのものが、電話していい理由になります。

何より先に整えるのは、安全な睡眠環境です

対応手順の前提として、ここは自己流にしないでください。眠らせ方の工夫よりも、寝床の安全のほうが優先度が高いです。とくに1歳未満は、睡眠中の窒息やSIDS(乳幼児突然死症候群)が命に直結します。

こども家庭庁は「SIDSの予防方法は確立していません」と明記したうえで、次の3つのポイントを守ることによりSIDSの発症のリスクを下げられることが研究で示されているとしています(出典は末尾)。

ここははっきり書いておきます。これらを守れば必ず防げる、という話ではありません。もしお子さんを亡くされたご家族がいたとしても、それはご家族のせいでは決してありません。そのうえで、リスクを下げられるとされている3つを引きます。

  • 1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう(同庁は「医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は」と付記しています)
  • 無理のない範囲で母乳育児を
  • たばこをやめましょう

「無理のない範囲で」は公的な表現です。母乳が出ない・出せない事情はいくらでもあります。ここを「できるだけ母乳で」と読み替えて、自分を責めないでください。

同庁は同じページで、睡眠中の窒息のリスクを下げる5つのポイントも挙げています。ここは自己流にせず、そのまま押さえてください。

  1. 寝具は硬めで平坦なものを……柔らかいクッションや傾斜のあるマットレスは避け、身体が沈まないものを使う
  2. 温度の調整は着るものなどで……1歳になるまでは掛け布団は使わず、スリーパーなどの着るものや空調で寒さを調整する
  3. 寝床には何も置かずにすっきりと……ぬいぐるみやタオルは窒息のリスクにつながる
  4. 睡眠環境製品は正しく使いましょう……国の安全基準に合格した製品を選び、対象年齢と使い方を必ず確認する
  5. 赤ちゃん専用の寝床が安心につながります……大人の身体で覆いかぶさる危険がある添い寝には注意。とくに眠気を引き起こす薬を飲んでいるとき、飲酒したとき、赤ちゃんが早産・低出生体重で生まれた場合の添い寝は特に危険とされています

消費者庁も、就寝時の窒息事故について「敷布団やマットレス等の寝具は硬めのものを使用」「寝ている子どもの顔の近くに、口や鼻を覆ったり、首に巻き付いたりする物は置かないように」、そして大人が意図せず寝込んで圧迫することを避けるため「できるだけベビーベッドで寝かせましょう」と注意喚起しています。

なお、掛け布団については、消費者庁の2021年の注意喚起には「子どもが払いのけられる軽いものを使用し」という記載がありますが、こども家庭庁の現行の案内(2025年12月更新)は「1歳になるまでは掛け布団は使わず」としています。より新しく安全側の後者に合わせてください。

⚠️ 双子だからこそ、ここを削らない
・寝床は2人分用意する。「布団が1組しかないから今夜だけ一緒に」を常態化させない
・1歳になるまではあおむけ(医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合を除く)。硬めで平坦な敷き寝具、寝床には何も置かない、1歳までは掛け布団を使わない
・夜中に朦朧としたまま添い寝の形になるのが、いちばん危ない瞬間です。眠気が限界のときほど、子どもは自分の寝床に戻す
最新の詳細は、必ずこども家庭庁・消費者庁の一次情報を確認してください。持病がある、医師から別の指示を受けている場合は、かかりつけ医の指示が最優先です。

夜中の対応がつらいのは、判断力がいちばん落ちている時間帯に、いちばん危険な判断をしているからです。だからこそ、判断を減らす。寝床の形は昼のうちに決めておいて、夜は考えない。これが双子の夜を安全に回すための土台になります。

つられ泣きの連鎖は、親の動きが着火していることがあります

安全確認が済んで、2人とも異常がなさそうなら、ここからが本題です。

双子の夜が長引く理由は、泣く回数が2倍だからではありません。片方の泣きが、もう片方の起床を呼ぶ——この連鎖が入るからです。1人なら「泣く→対応→寝る」で1周ですが、双子は「泣く→対応→その動きで2人目が起きる→対応→1人目が起きる」と、周回が終わりません。

ここで見落とされがちなのが、連鎖の着火点が、子どもではなく親の動きであることが多いという点です。

  • 抱き上げる動作の振動……寝床が隣接していると、片方を持ち上げるだけで、もう片方に揺れが伝わります
  • 照明……天井の主照明を一発でつけると、部屋全体が「朝」になります
  • 声のトーン……焦って早口になった声は、それ自体が刺激になります
  • 移動……別室へ連れて行くために立ち上がる、ドアを開ける。この一連の物音が起こします

だから、連鎖を切る動き方はこうなります。

  1. 抱き上げる前に、置いたまま手を添えてみる。持ち上げなければ振動は出ません。それで落ち着くなら、この夜は1周で終わります
  2. 光は最小限で固定。夜間用の弱い明かりを、毎晩同じ位置に置いておく。探し回る時間がそのまま泣き時間になります
  3. 声は低く、遅く、短く。早口の高い声は起こす方向に働きます
  4. どうしても抱き上げるなら、もう片方から物理的に離れてから。持ち上げてから移動するのではなく、対応する場所をあらかじめ決めておく
  5. 先に泣いたほうから対応する。着火した側を先に鎮めないと、消したそばからまた点きます

順番の基準そのものはシンプルです。危険や体調が絡むほうが最優先。どちらも安全なら、連鎖の起点になっているほうから。そして、2人同時に満点にすることはできません。声をかけながら数分待たせることと、親が倒れて2人とも見られなくなること。天秤にかけるのはこの2つです。

🍼 双子パパ部長:我が家は寝かしつけを父である私の担当にしていました。最初は泣かれましたが、毎晩同じ人が同じ手順でやり続けたら、子どもたちのほうが受け入れてくれました。夜中の対応も同じで、効いたのは新しいテクニックではなく、動きを固定したことです。深夜の自分の頭は、思っているよりずっと働いていません。考えないで済む形にしておくのが、いちばん確実でした。

夜のシフトは「交代」ではなく「時間帯の分割」で組みます

ここが、双子のワンオペの夜でいちばん効く話です。

多くの家庭は、夜泣きの対応を「気づいたほうが起きる」で運用しています。これは一見公平ですが、実際には両方の親が毎回起きることになり、2人とも睡眠が細切れになるという最悪の形です。双子は泣く回数が多いので、この方式だと大人2人が同時に削れていきます。

代わりにおすすめしたいのが、夜を時間帯で分割してしまうやり方です。

方式中身結果
気づいたほうが起きる泣くたび両方が浅く目覚める2人とも眠れない。しかも実際は片方に偏りやすい
交代制(1回ごとに交代)泣くたび交代起きる回数は減るが、まとまった睡眠は取れない
時間帯の分割例:22時〜2時はA、2時〜6時はB担当外の時間にまとまって眠れる

我が家で効いたのは、合計睡眠時間よりも「連続して眠れたか」のほうでした。細切れの睡眠が続くと、判断力も、感情のコントロールも、言葉の選び方も落ちます。これは性格ではなく状態の問題で、双子育児で夫婦仲が悪くなる原因の相当な部分がここから来ています。

運用のコツを4つ。

  • 担当でないほうは、可能なら別の部屋で寝る。同じ部屋にいると、担当かどうかに関係なく起きてしまいます。「別室で寝る=逃げ」ではありません。次の担当のために体力を保存する仕事です
  • 担当時間は必ず口に出して決める。「今日は俺が前半」と言葉にしないと、結局「気づいたほう」に戻ります。夜間の起き手を事前に決めておく話は双子の母乳にはこだわらなくていいでも書きました
  • ミルクが使える時期なら、夜の担当は父でも成立します。「母親でないと無理」な工程がどれだけあるかは、家庭ごとに見直す価値があります
  • 翌日の朝を、担当だった側の休息とセットで設計する。夜だけ分けても、朝に全部かぶさってきたら意味がありません

そして正直に書きます。この分割ができるのは、大人が2人いる夜だけです。本当に1人しかいない夜が毎日続いているなら、それは夜の回し方で解ける問題ではありません。そのときに読むのは、この記事ではなく双子ワンオペの限界は気合でなく人手不足のほうです。工夫の次にやることは、もっと工夫することではなく、人を増やすことです。

泣きやまない夜は、その場を離れて構いません

ここは、この記事でいちばん伝えたいところです。

安全を確認して、おむつを替えて、ミルクもあげて、抱いても揺らしても泣きやまない。そういう夜があります。そこで自分の呼吸が浅くなってきたと感じたら、離れてください。

こども家庭庁は、赤ちゃんの泣きへの対処と乳幼児揺さぶられ症候群の予防について動画と資料を公開しており、泣きやまないことにイライラしそうなときの対処として「赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、その場を離れて、自分がリラックスしましょう」「少ししたら(長時間の放置はいけません)、戻って赤ちゃんの様子を確認しましょう」と案内しています。あわせて同庁は、危険なのは頭が前後に激しく揺さぶられる状態であり、「首や体をしっかり支えた状態での『高い高い』や『横向き抱っこ』をして揺らすなど通常のあやしでは『乳幼児揺さぶられ症候群』にはなりません」とも説明しています。

つまり、「泣いている子から数分離れる」は放置ではなく、公的に案内されている対処法だということです。

⚠️ 離れるときの条件
① 子どもを安全な寝床(あおむけ・硬めで平坦な敷き寝具・寝床に何も置かない)に寝かせる
② 短い時間にする。こども家庭庁も「長時間の放置はいけません」と明記しています。少ししたら戻って様子を確認する
③ (こちらは筆者の補足)泣き声が聞こえる範囲にいると、戻るタイミングを見失いません

そして、激しく揺さぶることは絶対にしないでください。脳や目に出血が起こり、重い障害や死亡につながることがあります。「もう手が出そうだ」と感じた段階で、189(児童相談所虐待対応ダイヤル・通話料無料・匿名で相談可)や 0120-189-783(児童相談所相談専用ダイヤル・通話料無料)にかけて構いません。責める場所ではなく、親を助けるための番号です。

双子の夜がきついのは、この「限界の瞬間」が2人分の泣き声で来るからです。片方が泣きやんでも、もう片方が続いている。静かになる瞬間がない。耐えられなくなるのは、親として失格だからではなく、音が途切れない環境に置かれているからです。育児から逃げ出したくなる夜については「育児やめたい」と思うのは異常じゃないにも書きました。

同室か別室かに、正解はありません

双子の夜泣きの話になると必ず出るのが、「2人を同じ部屋で寝かせるべきか、分けるべきか」です。

先に言うと、この記事で正解は出せません。家の間取り、寝床の数、大人の人数、月齢で条件が違いすぎるからです。ただ、判断材料は整理できます。

🍼 双子パパ部長:うちは家族みんな同じ部屋で寝ていました。双子2人を別々の部屋にするという発想が、そもそもありませんでした。夜中に片方が泣いたとき、もう片方が見えているというだけで、判断がずいぶん楽だったのを覚えています。つられ泣きはもちろん起きます。それでも「今どっちがどうなっているか分からない」時間が無いことのほうが、当時の私にはありがたかったです。

同室のメリット

  • 大人が1人でも、2人を同時に見られる(安全確認の面で有利)
  • 寝床を2つ並べ、その真ん中に大人が座れば、左右どちらにも手が届く
  • 夜間の移動が発生しない

同室のデメリット

  • つられ泣きの連鎖が起きやすい
  • 片方の対応の物音が、もう片方を起こす

別室のメリット・デメリット

  • 連鎖は起きにくくなる一方、大人1人だと、片方が見えない時間が生まれます。ここは安全面で軽く扱えません
  • 大人が2人いて、夜を分割している家庭でないと、現実的に運用が難しい

夜に大人が1人になる時間があるなら、私は2人を同時に視界へ入れられるかどうかを、いちばん上の基準にしていいと思っています。同じ部屋にしても、つられ泣きの連鎖は普通に起きます。それでも、見えない時間を作らないほうが安全です。どちらを選ぶにしても、安全確認ができる形かどうかを先に置いてください。

なお、寝床を分けること自体は、消費者庁が案内している「できるだけベビーベッドで」「大人が意図せず寝込んで圧迫することを避ける」という考え方とも合います。部屋を分けるかどうかと、寝床を分けるかどうかは別の話で、後者は月齢が低いほど守ってほしい部分です。

夜泣きがいつ終わるかは、この記事では約束できません

正直に書きます。「双子の夜泣きはいつ終わるのか」に、私は答えを持っていません。

夜泣きの出方・期間には個人差が大きく、しかも双子は2人でズレます。片方が朝まで寝るようになっても、もう片方はまだ、ということは普通に起こります。「双子だから2人セットで終わる」わけではない——これは、当時の私が知っておきたかったことの1つです。

だから、終わりを数えるより、今夜を安全に、そして親が壊れずに越えることに集中してください。そのうえで、次の3つだけは先にやっておく価値があります。

  1. 寝床の形を昼のうちに完成させておく……夜に判断しなくて済む状態にする
  2. 夜のシフトを口に出して決めておく……「気づいたほう」をやめる
  3. 頼れる先を、倒れる前に登録しておく……産後ケア事業、多胎家庭向けのサポーター派遣、ファミリー・サポート・センター。ファミサポは登録から利用まで時間がかかるので、限界の日に申し込んでも間に合いません

制度の中身と申し込み方は双子ワンオペの限界は気合でなく人手不足と双子家庭がもらえる補助金まとめに整理しました。実施の有無や自己負担額は自治体ごとに違うので、必ずお住まいの市区町村の窓口で確認してください。夜中に一人で耐えるより、昼間に電話を1本かけておくほうが、夜が短くなる可能性は高くなります。

我が家の双子が9歳まで育ったのは、私や妻が優秀だったからではありません。単純に、頭数を動員したからです。おばあちゃんは手伝いすぎて腱鞘炎になりました。大人が複数がかりでやって、ちょうどでした。頼ることについては双子ママ、もっと周りに頼っていいにも書いています。

よくある質問

Q1. 2人同時に泣いたら、本当にどちらかを待たせていいんですか?

安全が確認できているなら、待たせて構いません。というより、大人1人では同時に満点の対応をすることが物理的にできません。基準は、危険や体調が絡むほうを最優先、どちらも安全なら連鎖の起点になっているほうから。待たせている間も声をかけ続ければ十分です。「待たせる=かわいそう」という罪悪感は、双子育児の初期にほぼ全員が通ります。ただ、待たせないと回らないのが双子の夜です。

Q2. 片方を別の部屋に連れて行けば、連鎖は止まりますか?

止まることもありますが、大人が1人の夜はおすすめしません。連れて行った先に大人がいる状態を作れないと、残したほうが見えない時間が生まれるからです。移動そのものの物音で、逆に起こしてしまうこともあります。大人が1人なら、まずは抱き上げずに置いたまま対応するほうを試してみてください。振動が伝わらないだけで、連鎖の確率は下がります。

Q3. 夜中の対応は、母親でないと無理でしょうか?

授乳の形によりますが、ミルクが使える時期なら父でも成立します。我が家は寝かしつけを父担当にしていました。最初は泣かれましたが、毎晩同じ人が同じ手順で続けるうちに、子どもたちが受け入れていきました。むしろ双子で大事なのは、「母親でないとできない工程」がどれだけあるかを夫婦で棚卸しすることです。減らせる工程があるほど、夜を分割できるようになります。

Q4. 夜泣きで自分がイライラしてしまいます。おかしいでしょうか?

おかしくありません。睡眠が細切れに続くと、感情のコントロールは誰でも落ちます。これは性格ではなく状態です。大事なのは、イライラを消そうとすることではなく、手が出る前に離れること。安全な寝床に寝かせて数分その場を離れるのは、公的機関が案内している対処法です。激しく揺さぶることだけは絶対にしないでください。つらさが続くなら、0120-189-783(24時間・無料)など、夜でもつながる窓口があります。

Q5. 双子の夜泣きは、いつまで続きますか?

期間は個人差が大きく、断定できません。しかも双子は2人でズレるので、「同時に終わる」とも限りません。時期の見通しについては双子育児はいつから楽になる?答えは3歳に我が家の実感を書きましたが、あくまで我が家の話です。夜泣きの長さや様子が気になるときは、健診のタイミングや、お住まいのこども家庭センター・保健センターで保健師さんに相談してみてください。夜間に子どもの様子がいつもと違うと感じたら♯8000(子ども医療電話相談)です。

まとめ:同時に泣いた夜は、順番で回す

  • 2人同時に泣いたら、目指すのは同時に泣きやませることではなく①危険の確認 ②連鎖を切る ③親の睡眠を守るの順で処理すること
  • 最初の30秒はあやすより確認。顔まわり、泣き方、体温。いつもと違うなら夜でも♯8000へ
  • 何より先に安全な睡眠環境。1歳まではあおむけ、硬めで平坦な敷き寝具、掛け布団は使わない、寝床には何も置かない、寝床は2人分
  • つられ泣きの連鎖は、抱き上げる振動・照明・声・移動という親の動きが着火していることがある。置いたまま手を添えるから試す
  • 夜は「気づいたほう」をやめて、時間帯で分割する。人間に効くのは合計時間より連続して眠れたか
  • 泣きやまない夜は、安全な場所に寝かせて数分離れていい。激しく揺さぶることだけは絶対にしない
  • 1人しかいない夜が毎日続いているなら、それは夜の回し方の問題ではなく人手の問題

午前2時に2人分の泣き声の中にいると、この夜が永遠に続くように感じます。でも、あなたが今やるべきなのは、2人を同時に泣きやませることではありません。危ないことが起きていないかを確かめて、連鎖を切って、次の夜のために自分を残すこと。それだけで、その夜は合格です。

うまくいかない夜があっても失敗ではありません。マイペースにいきましょう。

※本記事は、双子家庭の夜間対応についての一般的な考え方を2026年8月時点でまとめたものです。睡眠中の窒息やSIDS、乳幼児揺さぶられ症候群は命に関わります。安全な睡眠環境や泣きへの対処については、必ずこども家庭庁・消費者庁などの最新の一次情報を確認してください。子どもの体調について判断できるのは医師です。本記事は医療的な助言に代わるものではありません。

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参考・出典(2026年8月15日確認)


筆者は、一卵性双生児のサクラとモモを9歳まで育てている現役の双子パパ部長で、寝かしつけを父担当として続けてきました。本記事は、双子の夜泣きが2人同時に来る夜の動き方について、公的機関の安全情報と我が家の経験をもとに整理したものです。乳幼児の睡眠中の安全と体調の判断は、必ず公的機関の一次情報とかかりつけ医の指示を優先してください。

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※あくまで楽しむためのお遊び診断です(科学的根拠はありません)

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この記事を書いたパパ

双子パパ部長

一卵性双生児の父。サラリーマン営業部長として働きながら双子育児に奮闘中。 双子ならではの「3倍の喜び・2倍の大変さ」をリアルに発信しています。

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